鸐 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
キャラがかっこいい
主要登場人物が全員男性なので最初は腐女子狙いの作品だと思っていましたが、意外とハードボイルドなテイストで男性でも楽しめる内容になっていると思います。
話は1話完結、もしくは全編後編の2話完結となっており、毎話新しいキャラでスパイの仕事について再現VTRのように傍観できるのが良いところです。
スパイの生き方について深く考えるという楽しみは難しいかと思います。
残念なのは、散々言われているようにキャラの見分けがつきにくいのと{netabare}(それが活きた回もありました){/netabare}キャラが1話毎に代わってしまうので、キャラを愛でる楽しみが出来ないところです。せっかくキャラクターデザインに三輪史郎さんも起用されていて、キャラが見どころの一つにもなっているのに残念。
ここからはキャラについての考察
結城中佐について{netabare}
10話11話で過去が描かれましたね。
描かれた結城中佐=有崎晃説は有崎晃本人の登場でうやむやになりましたが、私は過去の有崎晃は結城中佐本人だと思います。
ドイツ軍に拷問にかけられても自力で脱出するような男が毒ガス攻撃にさらされるとは思えませんし、結城中佐が変装の達人ということも踏まえて、成り代わったと考えるのが筋だと思いました。
問題は見知った顔の爺が有崎晃本人を見間違えるのか、と言うことですが、記憶をねつ造されているくらいなので、病人を有崎晃と思いこませるぐらいのことは出来うです。{/netabare}
アニメ版じゃない小説の挿絵の結城中佐はワイルドで色気ムンムンですよね!女中が虜になるのも当然かも!(事実かはわかりませんが)
佐久間中尉について
◆佐久間中尉のここが良い!
1サイコパスの絞噛さんを連想させる黒くてぱさぱさな髪
2はきはきと話して通りの良い声
3真面目で正義感が強い。正々堂々スパイはもってのほかな態度
4感情表現が巧み。共感がしやすい
5逞しい体つき。見事なシックスパック
6一辺倒化と思いきや意外と柔軟な切れ者
2話でD機関に入らないかと誘いを受けていましたが、入ってしまえばよかったのに!軍人としての誇りが捨てられなかったのでしょうか…
この作品のキャラの行動基盤になっている”誇り”ってよくわかりませんね。
佐久間中尉は好きなキャラだったので、3話以降も出して欲しかったです…
以下、キャラの見分け方を調べているときに見つけた良いサイトを紹介しつつ、個人的にキャラの覚え書きを
http://renote.jp/articles/7269
{netabare}
小田切
佐久間にポーカーのネタ晴らしをしてあげる優しい人。1話
D機関を離れて軍人にもどり満州に派遣される。12話
田崎
手品でハトの人。満州鉄道にのる。6話
神永
イギリスに派遣されて捕まり、仲間の手助けで脱出した人。5話
甘利
船上のフェミニスト。指笛でイルカを呼べる。7話
波多野
フランスに派遣されて記憶喪失になる。3話
蒲生次郎
D機関の人ではなかった。チェスが強い。8話
実井
影が薄い。一番かわいい顔をしていると思う。
三好
ドイツに派遣されてお亡くなりになる。11話
福本
上海に派遣されて新聞記者をしている。4話
{/netabare}