「劇場版 図書館戦争 革命のつばさ(アニメ映画)」

総合得点
68.0
感想・評価
466
棚に入れた
2434
ランキング
2179
★★★★☆ 3.8 (466)
物語
3.9
作画
3.9
声優
3.8
音楽
3.6
キャラ
3.9

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ネタバレ

岬ヶ丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

前作よりスケールが大きくなった点では、戦争なのかもしれない

原作未読。テロ事件をきっかけにそもそもなぜ、図書隊と権力側が争わなければならないのかという根本的な問題に切り込んだ内容。権力側の人物描写もあり、図書隊の存在や表現の自由について、ヒロインが自問自答していく姿が印象的。全体的に劇場版ということでスケールが大きくなっており、図書館戦争というタイトルにより近くなっている気がした。

他のレビューにもあったが、キーパーソンとなる作家の人物描写に腑に落ちない点があった。全体的に幼い印象で、なぜ堂上がファンになるほどの物語が作れたのかという点に疑問が残る。とは彼が舞台説明のための装置的な役割もあり、シリーズにおけるヒロインの立場を代替しているとも考えられるので、判断しにくい。余談ではあるが、シリーズに比べて堂上の同僚の出番が圧倒的に減っている。またヒロインの同僚の活躍は、もはや一図書隊員の力量や立場を超えすぎた印象も受けた。

ヒロインの恋愛模様に関しては、シリーズよりも控えめであるがしっかりと描き切っている。このくらいのバランスのほうが個人的には大人の恋愛という雰囲気で楽しめた。一方ヒロインの同僚の恋愛のほうはやや消化不良。もう少しはっきりさせてもよかった気もする。

投稿 : 2016/07/28
閲覧 : 213
サンキュー:

5

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