「黒子のバスケ ウインターカップ総集編 ~扉の向こう~(アニメ映画)」

総合得点
66.7
感想・評価
20
棚に入れた
136
ランキング
2675
★★★★☆ 3.9 (20)
物語
3.8
作画
3.9
声優
4.0
音楽
3.8
キャラ
3.9

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さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

なぜ今まで観ていなかったのか

熱い、濃い、迫力のある3部作だった。
物語は総集編になるのでテレビアニメや原作のファンからすると、良いシーンがカットされてしまった!残念…!!と思うかもしれない。
しかし、私のように観たことのない人にとって、このシリーズはとても優れた入り口になっていることは間違いないと思う。

総集編第一部を観るまでは、どうせイケメンが特殊能力を使って戦うだけのアニメでしょ、と偏見を持っていた。しかし、この3部作を通してあっさり偏見は崩れたし、超王道のスポーツアニメを一度にガッツリ堪能できたのが何より良かった。

まず、話の起点となっているキセキの世代と呼ばれる天才集団(笑)も意外と人間味があるんだなとわかったのが、偏見を崩す1つ目のポイント。
緑間や赤司で特に違和感を感じていたキャラづけは抑え目になり、スポーツマンとしての気迫や情熱、希望、喪失感といった感情が溢れていた。
試合の優勢不利に関連して、敵も味方も成長と絶望を繰り返しながら成長していく様子はドラマを感じることができた。おかげで長い試合でも飽きることは無く、局面によって変わる空気を楽しむことができる。
魅力的なストーリーだった。

2つ目のポイントは、作画。
滑らかに、キレがあり、迫力のある動きが魅力。
実はテレビアニメの1期を何話か観たのだが、作画のレベルが高いという印象は受けなかったので、この総集編の作画のレベルの高さに驚いた。
劇場版でも通用するレベル
本当にテレビアニメで放送していたのだろうか…!?
テレビで観ていたら、さぞ興奮が止まなかっただろう、テレビアニメを観ていなかったことを後悔した。

3つ目のポイントは、音楽。
主題歌が騒がしくてあまり好きではなかったが、場面展開に合わせたBGMが分かりやすく印象的で、評価を改めなければいけないと感じた。少年漫画らしい王道ストーリーを盛り上げる花となっていると思う。


物語については、テレビアニメの方が丁寧に描かれているのかもしれないが、総集編としての構成力は優れたもので、黒バスをほとんど観たことがなくても手軽に良いところだけを楽しむことができると感じた。
まだ未視聴で興味のある方は劇場版の予習に、興味のない方も話題のタネに観ても良いのではないだろうか。

投稿 : 2016/12/17
閲覧 : 341
サンキュー:

8

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