セメント さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
いたんですか?
ええ、ずっと。
<物語>
ここまで来ると、もう語ることもなくなってきましたね。
<作画>
テレビ版だけで数えて3期ですか、長らく放送してましたね。
本作とその前に出たOVA版からOPに劇団イヌカレーが入ってます。
<声優>
毎回挿入される「絶望先生えかきうた」は本当に面白いですね、何故か前田君まで居て。
1話目に小林ゆうさんを持ってくる最初からクライマックスっぷり、続く人達も何だかんだ個性に溢れてて笑いました。
しかもまさかの最終話で大槻ケンジさんと画伯再来、案外可愛く歌ってて堪りませんでした。
<音楽>
今まで何も気にせずに聞いてきましたが、あの"筋肉少女帯"のオーケンが主題歌担当してるってなかなか変な状況ですよね。
「NHKにようこそ」の滝本竜彦さんが筋少好きで主題歌を担当してくれと頼み込んだ話は有名ですけど、筋少を知る人からすればオーケンが女性声優とユニットを組むなんて考えにも及ばなかったのではないでしょうか。
本作のOP「林檎もぎれビーム!」は有名な"リンゴ送れC事件"を元ネタにしていて、氏は「絶望先生」のファン層なら共感できると語っていますが、まぁ的を射てます。
声優に"お仕事でやってるだけかもよ?"なんて歌わせてるのも洒落が効いてて面白いですよね。
サブカル方向に突き抜けたモダンロックは、アニメと案外親和性が良かったのかもしれません。
<キャラ>
単行本に書き下ろされた"一つの可能性としての30X話"は度肝を抜かれましたね。
ハーレムエンドの極地というか、昨今のハーレムものの流行に対してブラックユーモアが効いてますよね、いや本当に。
久米田先生は度々「ラブひな」や「ネギま」をネタにしていて、それを赤松健先生がブログで話題にするという"微笑ましい"やり取りがあったんですが・・・。
元から赤松先生の作品のようなハーレムものに対する皮肉として本作を位置付けていたみたいですね、得てして狙い通りに終えれたのではないかと思います。
4期やったら受けると思うんですけどね、最終回を迎えたタイミングで動きが無ければ難しいですかね。
絶望した!4期が作られないことに絶望した!