「planetarian ~ちいさなほしのゆめ~(Webアニメ)」

総合得点
73.3
感想・評価
517
棚に入れた
2399
ランキング
1007
★★★★☆ 3.8 (517)
物語
3.8
作画
3.8
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.8

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ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

SF童話。

アニメーション制作:david production
2016年7月7日 - 8月4日に配信された全5話のwebアニメ。
原作は、2004年に販売開始された、keyの全年齢向けのノベルゲームです。
元々は涼元悠一氏が個人発表用に考えていた物語を、
商業作品に転用したようです。

【概要】

世界大戦で使用された熱核兵器やバイオ兵器の影響で地上は荒廃し、
地球上の生物の殆どが生命を失い、
わずかに生き残った人類も環境汚染物質に脅かされているという時代。

大戦中に放棄され廃墟となった都市には未使用の物資があり、
都市を探索して物資を回収して売買する“屑屋”という職業がありました。
都市には重火器を内蔵した自律型防衛ロボット兵器が徘徊しており、
生命の危険を伴う仕事です。

この物語は“屑屋”を生業とした一人の青年が、
廃墟の都市にて少女の姿をしたロボットと出会い、
プラネタリウムでともに過ごした日々が語られています。

【感想】

実はわたしはkeyのゲームには詳しくなくて、
涼元氏がkeyのゲームで誰のシナリオを書いたか知らないです。
keyのノベルゲームのイメージって、
妙な口癖があって精神的に幼い少女が、
プレイヤーの分身である主人公に冷静に突っ込まれる。
要介護型ヒロインが結構存在してたような?
ファンタジーな理由で記憶を失ったり命を落としたり。
それはそれでひとつの物語で一定層のファンが存在しますが。

今回の物語はkey作品としては異色ですね。
『clannad』などの学園もので見られた昔の漫画的なギャグが無くシリアス一辺倒。
人間とアンドロイドの触れ合い。ロボットに感情はあるのか?
古典的なテーマですね。

ヒロインであるロボット“ほしのゆめみ”の人間に対する純粋な献身は、
『ToHeart』のマルチを思い出します。

それは、プログラムされた思考パターンに過ぎないのか?
ロボットから生まれた自我といえるのか?

SF作品を辿ってみれば、この系統のキャラは色々出てくるのでしょうが。

5話の結末まで観たのですが、良い話ではあったのですが、
綺麗な話過ぎて、涙腺が反応しなかったですね。
純粋すぎると心打たれる前に“つくりもの”ゆえに昂揚しないようです。
機会があらば、劇場版もまた観てみたいと思いますが。


感想としては不十分ですが、これにて終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2016/12/29
閲覧 : 359
サンキュー:

44

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