「ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園- 未来編(TVアニメ動画)」

総合得点
63.8
感想・評価
368
棚に入れた
1873
ランキング
4044
★★★★☆ 3.4 (368)
物語
3.3
作画
3.4
声優
3.6
音楽
3.4
キャラ
3.4

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ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

いよいよ大詰めといった感じ

 原作はいずれも未プレイ。
 希望ヶ峰学園を舞台にしたシリーズの最終章といった感じで、これまでのキャラが数多く
登場するのがなかなか楽しい。

 テレビ放映時は絶望編と同時放映されていたが、この辺は過去と未来が交差しており、
絶望編のキャラのその後が未来編で描かれたり、逆に絶望編で小出しにされていく真相が
未来編での一種の伏線になっていたりする面白さがあった。
 もっともそれぞれを一気に観た方が流れ的には判りやすいけど。

 基本的には再び閉鎖空間でのデスゲームに参加させられるもので、のっけから絶望編での
主要人物であった雪染 ちさが死ぬところなどはこのシリーズらしいなと。
 次々と殺される真相は手を掛けた人物はおらず、自殺というもの。更にそれを仕掛けた
天願 和夫自体は絶望ではないという、やや意外なものであった。
 大局的には絶望ビデオを制作した江ノ島 盾子が主犯と言えるのかもしれないが、その
江ノ島自体は既に死んでいるために明確な絶望側の犯人はいないわけで、そういう意味に
おいても絶望は人間が持つ闇の面のメタファーなのかなとも思ったり。
 もっとも本作における絶望と希望の考え方は少々気になるところがある。真面目に考えると
絶望に関する論理が矛盾しており、変に論理的説明を加えると話に粗が出る。ここでの「絶望と
希望」は言葉の響きなどから中二病的に選択したみたいで、単純な善と悪で
良かったんじゃないかと。

 本作自体はあくまでの希望ヶ峰学園シリーズの一部といった位置付けのため、本作だけでは
そこそこといった印象だが、絶望編とで1、2を挟んでいる感じで全体として見ると、多少
強引な展開ではあるが、それなりに壮大なストーリーを楽しめる。
 もっとも前述のようにゲーム未プレイのため、個人的にはアニメ化されていない
「スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園」辺りはあまり判らないが、ゲームプレイ済みの
人はより楽しめるのだろうなと思ったり。

 モノクマ役が大山 のぶ代氏からTARAKO氏に変更。少々淋しいところではあるが、事情が
事情ゆえに致し方ないところ。
 大山 のぶ代氏のモノクマがドラえもん感丸出しだったのはおかしかったが、TARAKO氏の
モノクマもまる子感丸出しなのがおかしい。
 そういう意味ではモノミの貴家 堂子氏もまんまタラちゃんなのが、やはり面白い。

投稿 : 2018/03/04
閲覧 : 253
サンキュー:

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