「エルフェンリート(TVアニメ動画)」

総合得点
88.2
感想・評価
2894
棚に入れた
13754
ランキング
125
★★★★☆ 3.8 (2894)
物語
4.0
作画
3.5
声優
3.7
音楽
3.9
キャラ
3.8

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

ネタバレ

ナルナル さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

グロテスクよりも恋愛感情が錯綜した物語でしたね!(╹◡╹)

側頭部の対となる2本の角とベクターと呼ばれる特殊な能力を持つ女性型ディクロニウスは人類を淘汰する可能性を持つとされ、離島の国立生態科学研究所に隔離されていましたが、その研究対象であるルーシー(女性)が脱出。ルーシーは人間ではないので特殊な武器である〝人には見えない手〟を持っています。コウタとユカに拾われて一緒に暮らすことになるという物語。コウタとユカはこのアニメの舞台である鎌倉で大学生活を送ることになりました。しかし、国家機密であるディクロニウスは危険な存在。だから特殊部隊に追われ続けられるがユカやコウタはルーシーの本性を知らないまま物語が続きます。しかし最終話になるにつれてルーシーは一体何者なのか理解していきます。


コウタは実は8年前にルーシーに会っています。コウタは鎌倉に遊びに来ていました。そこでルーシーと会いルーシーと友達になりました。ルーシーは家族がいなく独り身。ルーシーはコウタと共に遊びたかったがコウタはルーシーと会った数日足らずで地元に帰らなければならずルーシーと別れます。ルーシーはもっとコウタと遊びたかった。そこでルーシーは夏祭りの時も一緒にコウタといたかったがコウタはいとこであるユカと共に楽しんでいた。ルーシーはそれを見てしまい人を信用できなくなりました。なぜならコウタはルーシーに対して男の子と夏祭りを楽しむと言いましたが実際は女の子であるユカと遊んでいたところを見たから。また、ルーシーはコウタに恋愛感情を抱いていたから。ルーシーは児童養護施設にいた時も人に裏切られつづけて人を信用することができない。地元に帰る途中にコウタはルーシーに父親と妹のカナエを殺されます。その事件に関するすべての記憶をショックから失っています。コウタがルーシーに対して嘘を1つ言ってしまった結果です。しかし最終話でフラッシュバックによりルーシーのことを全て思い出し、ルーシーと共に生きようと試みます(過去のことは置いて)。しかしルーシーは人間ではなく、かつ指名手配されている。特殊部隊はすでにルーシーの近くに迫っていました。その問題を片付ける為に真っ正面から特殊部隊に特攻しツノが取れ……ということでラスト3分は家にいつもいたルーシーがいなくて悲しい雰囲気が漂っていました。しかし、ルーシーらしき人物が家の前に立っていてコウタが玄関まで迎えに行くという描写は恐らく製作者側から視聴者の想像に任せる、というところで終わります。コウタ達の家にあるルーシーよって修理された置き時計が動いたということはルーシーとコウタの愛、またはルーシーとコウタ達の生活が動いたというように私は想像しました。
Happy endではないでしょうか?
ルーシーが無事に帰って来たと思います。


話が変わりますが、初めてこのアニメを観た瞬間に(オープニングの曲やエンディングには)「女性の裸体が綺麗に描かれている…」と感激しました。美意識は人それぞれですが、女性美こそ美の極致という考え方も世界にはあります。日本では作家、黒田清輝が有名です。海外ではルネサンス期に盛んでした。決してエロティシズムな考えは持っておりません。
裸体画を描く意味とは、なんだろうか。人間の裸体の外観や外形に見られる構造の複雑さと多様性、各部分と全体との微妙なバランスと完璧さ、そこに「生命」が宿っていることの表現などが、裸体を描くことの奥深さと難しさ、魅力だろう。また、人体の構造、つまり筋肉や骨格、内臓の関連を知ることは、建築やその他の事物の構造把握に有効である 。
という考えを私は持っております。


話を戻し、13話で編成されていたので早く終わってしまったと感じました。
もう少し長い時間視聴したかったです。グロテスクだと思い敬遠しがちでしたが、恋愛というアニメの分類ではないでしょうか。とても温かく時には冷たいお話でした。

投稿 : 2017/01/25
閲覧 : 214
サンキュー:

10

エルフェンリートのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
エルフェンリートのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

ナルナルが他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ