「劇場版 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール(アニメ映画)」

総合得点
91.8
感想・評価
1156
棚に入れた
7108
ランキング
28
★★★★★ 4.1 (1156)
物語
4.0
作画
4.3
声優
4.1
音楽
4.1
キャラ
4.1

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ネタバレ

zu さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

この劇場版は反則だよ(笑) MX4D鑑賞追記っすw

※ この感想は、反則と言う言葉を使ったネタバレですので、まだ映画を観ていない方はご注意を!!


序盤でキリト、アスナ、リズ、シリカの4人が話をしているファミレスのウエイトレスさんの制服が、あれ?どっかで見たことがあるなぁと思ったら、「WORKING!!」のワグナリアじゃないですかw
ぽぷらや宮越 華は出てこなかったけど、宮越 華のCVが 戸松遥さんだからもっと面白かったのにw
制作会社が同じだから、コラボしたのかもだけど、これ反則!


AIアイドル「ユナ」の大ファンなシリカがリズのイタズラで、ショッピングモール通路の真ん中ででユナの曲を熱唱させられちゃうシーンは歌の方はちょっとな感じだったけど、シリカが可愛すぎるので反則!


キリトとアスナが最初に旧SAOボスモンスターと戦った秋葉原のUDX前のバトル終了後にキリト達が腰掛けていた場所が、リアルであにともさんと待ち合わせに使っている所で、キリトの腰掛けてた位置が自分も良く腰掛けている位置だったので個人的に反則!


秋葉原のバトルイベント中盤から姿を現した、SAO生還者でオーディナル・スケール(OS)ランク2位のエイジ、SAOの時は血盟騎士団に所属してそれなりの才能は持っていたが、死への恐怖を克服できずにボス攻略戦には一度も参加出来なかったプレイヤーで、重村教授の一人娘の悠那(SAOのキャラネームはユナ)とは幼馴染で、SAOでモンスターに襲われ消滅するユナを助けられなかった事の後悔から、SAOから生還してからは攻略組に対して恨みを持つこの作品の黒幕の1人でゲーム内でもシステム操作ができ重村教授から与えられたアシストデバイスを使って能力ブーストしている。

そのチートな力を過信しているせいかバトル中の「ここで僕の本当の力を教えてあげますよ」のセリフとかSAO事件記録全集には自分は出てこないなどがゲストCV井上さんのあまり上手くないアフレコで小者感とゲスっぽさが出すぎている感じが反則!


旧SAOボスモンスターのバトルに高確率で出現するARの歌姫AIユナ(黒)の姿、表情、しぐさは可愛いんだけど、本来の目的は重村教授がSAO生還者が持っているライフログからSAOのユナの記憶を収集する為のプログラムって・・・自分はAIとかをただの道具として考えるのが好きではないので反則!


ユナ(黒)が集めてきたSAOライフログから生成されて徐々に姿を現し始めるデジタルゴーストのユナ(白)プログラム起動時には言葉も発声出来ない状態なのにライフログからの記憶が蓄積されていくとユナ(黒)に比べるとかなり高度な知性を持ち初め、最終的にはキリト達に協力して、父親である重村教授の計画阻止に協力するが、最後に重村教授の前に現実世界で生きていた時の姿で出てくるとは・・・

また、ユナ(白)が出現した時に出てくるチョウ(ユナが盾に使っていたモチーフもチョウだったし)になんか意味があるのかなって?気になったので、調べてみたら、仏教ではチョウはあの世とこの世を行きかう不思議な力があり、「輪廻転生」の象徴とか、キリスト教ではチョウは復活の象徴とされ、ギリシャではチョウは魂や不死の象徴と言う事で使われていたんですね。重村教授の想いをこんなディテールで表現しているのは反則!


今回の黒幕大本命、重村教授SAO開発者の茅場晶彦やALOの管理者 須郷伸之の恩師。

一人娘の悠那にせがまれ、少しいい顔をしたいという思いから、入手困難だったナーブギアを茅場の恩師というの立場を使って手に入れるが、そのせいで強制的に悠那はSAOのデス・ゲームに囚われてしまった結果にゲーム内死亡とともに現実世界での悠那を失った事で茅場への怒りと悠那にSAOを与えてしまった自責の念から悠那の記憶を集積して、デジタルゴーストとしての悠那再生計画としてオーグマーとオーディナル・スケール(OS)を開発するんだけど、このOSもまた茅場晶彦がSAOの設計初期段階で構想断念したものを再構築して新しいゲームにしたものだし、オーグマーもナーブギアの機能限定版って茅場晶彦ってどんだけ天才だったんだよ。

教授の研究室のPCと悠那の写真の前に置いてあるザクロの実も何か意味ありげだなぁと思ったら、ザクロの実の花言葉は結合、愚かしさ、キリスト教ではザクロは再生と不死に対する希望のシンボルになっているとは・・・

それ程まで重村教授の父親としての娘に対する愛情と後悔する気持ちは解らなくはないのだけれど、エイジ同様に過去の自分を否定し辛い事、悲しい事を抱えた上で向き合えなくて、それを乗り越えられずSAO生還者を巻き込んで自分達本位の悪事をしてしまうのは大反則!


サブキャラの演出にもかなり力が入ってましたw
MMOストーリームの中継のシーンでもALOのユージーン、アリシャ、サクヤ、シウネー、レコンなどがGGOからはダインが出ていたり、しかもダインが叫んでたフカ次郎ちゃんってSAOオルタナティブ・ガンゲイル・オンラインってスピンオフのサブキャラなんですよねぇw そっちを読んでないと分からないじゃんって事で反則!


一番おっ!と思ったのが、旧SAO100層のボス攻略にたくさんのサブキャラが登場するんですが、Ⅱ期の2話でシノンと一騎打ちをしたミニガン使いのベヒモスが来てたのは反則!


上に100層攻略の事を書いたので、もう少し追加でw


この物語の序盤からキリトにAR戦闘の練習を促したり情報収集などで活躍していたSAOには欠かせない、もう1人のAIユイちゃん

100層のラスボスにキリト達が苦戦してる時にVRゲームの仲間達を引き連れて登場するんですが・・・かっ書けないw マジかっていう場所から飛び出してきますとだけ言っておきますww


それと100層に来るまでに旧SAOのデータを持ってきて、ドヤ顔で「これを使ってください」ってSAO時代の二刀流のキリト、閃光のアスナ、ビーストテイマーのシリカ、マスターメイサーのリズベット、斧使いのエギル、GGOのシノンにへカートのおまけ付きアバターの姿にしてしまうなんて反則以外のなにものでもないでしょww


そしてSAOの姿に戻ったアスナの「今の私に出来る事」のセリフと共に出てきた絶剣ユウキと一緒にオリジナルソードスキル「マザーズ・ロザリオ」をアスナが初披露とキリトの二刀流ソードスキル「スターバースト・ストリーム」のラストアタックのシーンは大画面で見る価値ある位に反則ですよ!


と長々と反則と言うネタバレを書いてきましたが、これでも全然足りない位にネタ的なところがありますので・・・後は劇場でご確認してくださいw

感想があるのであともう少しお付き合いしてください(´・ω・`)(´-ω-`)) ペコリ


旧SAOのアインクラッドの中でキリトとアスナがした、いつか現実世界に戻った時に指輪をプレゼントする約束からの始まり、その約束も重村教授のOSに仕組まれた陰謀によって、アスナはSAOの記憶を無くし、もしかしたら記憶の欠損が進んでしまうかもしれない状況でも、キリトの事が好きな気持ちを忘れてしまっても分かるよう日記に書いていたり、キリト、シリカの事を気付かったりしていて、本当に芯が強くて優しいヒロインだなぁと実感しました。(約束の指輪は、流星群見ながらちゃんと実行してました)


キリトも初めはARにあまり興味がなさそうで、結構ダメダメな感じから、SAOの記憶をなくしたアスナの日記を読んでからのアスナに抱きついて胸枕からのスイッチONってちょっとな感じだけど・・・

でも、SAOはキリト最強じゃないと面白くないですよね!
少なくとも自分はそう思ってますw


この劇場版は、VR(仮想世界)からAR(拡張現実)に変わっているので現実世界の話が多めで、序盤でキリトがアスナの母親に会って欲しいの申し出を逃げてたり(エンドロールで母親に会いに行ったみたい)、リズがキリト好きからキリトとアスナが幸せにしてるところを見守りたい位置に変わっていたりして、ストーリー全体に絆、約束、思い出、記憶などの要素が散りばめられていて、変わりゆくものと変わらせてはいけないもの、そのふたつをうまく取り入れることによってSAOの世界観を上手く広げているのだと思います。


実際にこの劇場版を観るまではちょっと不安があったんですよね。
昨年に公開された同じ原作者の川原礫さんの劇場版アクセル・ワールドも新作書き下ろしオリジナルストーリーってあったのに観てみれば、TVシリーズの総集編+ほんの少しのオリジナルで原作を読んでんないとストーリーがよく分からなかった作りだったので、SAOもそんな作りだったら嫌だなぁって思っていたんだけど、そんな事も無くて、もの凄く楽しめる内容と作ってくれた制作会社に心から感謝です(^ω^)


作品の作りとしては、SAOの始まりのアインクラッドからALO、GGOでのまとめがサラっと説明されているので、一応TVシリーズを観ていなくても分かるように作られているし、今までファンだった人にはお祭りみたいに楽しめると思います♪

ストーリーが完璧だとは思わないし、アラもあるし何だよやっぱりキリト最強かよって思われるかしれないけど、大きなスクリーンと迫力のある音響を劇場で楽しんじゃいましょうよ(^^♪

3月10から4DX&MX4Dでやるので、それも観に行こうかなぁ~と思ってます♪

エンドロール後のアリシゼーションの映像と「SAO will return」って事は3期を期待してもいいんですよね!!


3週目の来場者特典の小説「ホープフル・チャント」もゲット出来ましたw

この小説もSAOの中でのエイジ(ノーチラス)と悠那(ユナ)関係とか、何故エイジが死の恐怖を克服出来なかったのか、ユナがSAOで何を目指してどう生きていて、どんな最後を迎えたのか?という映画の掘り下げがしっかりと書かれていてとても良かった!!

このユナもアスナに負けず劣らずの優しくて、芯の強いキャラクターだったんですねぇ!


あと、初体験でMX4Dでも鑑賞してきましたw

バトルシーンが多いので面白そうだなぁ思って行ったんですけど、まさかあんなにシートが前後左右に動くとは!ちょっと舐めてましたねぇw シートに添え付けのジュースホルダーのカップが倒れる位に動くし、バトル中の斬撃やボスモンスターが消滅する時の衝撃を風やフラシュなどで感じられるのは新感覚でしたww

でも、モンスターが目の前で咆吼のシーンで顔に水がかかった時は、げっ!モンスターの唾がぁぁって・・・苦笑

初見だったら、映画の内容を覚えていられないかもって思えるくらいでしたがアトラクション感覚で観れたので、ユナ(黒)ライブの最後のセリフと同じで「あぁ~ 楽しかった」でした(笑)

投稿 : 2017/03/25
閲覧 : 496
サンキュー:

58

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