古酒(クース さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ガンダムらしい
まずははじめに言っておきたい。ガンダムは評価自体が難しい
その中でもたぶん
Zガンダムが最も難しい。
私は、ガンダムシリーズで言えば、初代は当然だが
黒歴史扱いのZZや別世界のGかヒゲが好きであり、
正当派ガンダムスキーな人らから見ればたぶん
無理してガンダム観るなよと、そう言われてもおかしくない所にいると思う。
そもそも私がロボット物を観るようになったのは、ゲームの
「スーパーロボット大戦」からだよ!その辺は察してクレヨン
そういう場所から観ても、このZガンダム・・・
「最もガンダムらしいガンダム」に、なってるんじゃないかしら
主人公とかメインキャラ
{netabare}
主人公はご存知カミーユ。カミーユ君なのだが
脇をかためるキャラクターの中に、
金髪グラサン、赤シャツ袖まくりの
めちゃくちゃ濃いいおっさんがいるので存在感が薄い。
自己主張するときは、全力で反抗期な態度なので
なんだかとても印象が悪い。
アムロ並みと言われるパイロットとしての腕前も、
パッとしない印象を受ける。
が、最終話まで観れば、それが納得できちゃう不思議なキャラだと思う。
周りのキャラクターは明るいキャラクターが少なく、
全体的に大人の雰囲気の暗さがある。
そして上に書いた、クワトロさんである。
こいつが・・・こいつが主人公だろ!主人公食いすぎぃ!
{/netabare}
ライバルとか戦闘とか
{netabare}
ライバルキャラクター、敵キャラはと言うと
初代のライバルであるシャアと比べれば
圧倒的にキャラ補正が少ない。
なので、どうしても小者感がある様に感じてしまうのだが、
その少ないキャラ補正を
「回避」と「逃げる」に全振りしているので、
なかなか消えないしぶとさがある。
これのせいで、カミーユの腕前がパッとしない感じに・・・
戦闘描写はガンダムはリアル、を意識しすぎたのか
良くも悪くも
淡々と描かれており、こちらも派手さが無い。
しかし、リアルな戦闘と観れば なるほど納得はできる感じかな
最後の「その時不思議な事が起こった」の為にも
淡々としなければならないようにも思えるし。
{/netabare}
「その時不思議な事が起こった」
{netabare}
今考えてもこれはさっぱりわからない。
わからないが、
ガンダムらしいガンダムである理由なのだと思う。
バイオセンサーが云々らしいがwiki観てもさっぱりだわ。
カミーユだからこそできた芸当だと思いたい。
シャアがこれできちゃうとサザビー乗らずに
Zガンダムに乗って
「散っていった兵士の魂が私の身体を・・!」みたいな事ができたら、話変わるしね。
{/netabare}
雰囲気は暗く、戦闘は派手さに欠け、主人公は危険なヤツである。
しかし、何故だかこの作品が
最もガンダムらしいガンダムだと、私は思うのよ。
森口博子を含めて、ね。