「機動戦士Zガンダム 星の鼓動は愛(アニメ映画)」

総合得点
60.6
感想・評価
117
棚に入れた
758
ランキング
5662
★★★★☆ 3.5 (117)
物語
3.5
作画
3.4
声優
3.6
音楽
3.5
キャラ
3.6

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ネタバレ

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

劇場版のキャラ設定ではこの終わり方のほうが自然なのかもしれない

Ζガンダム劇場版3作目にして完結編。
パッチワークのような新旧カットの切り替えや、声優の不自然な交代、テレビ版でも収まっていなかったのに無理やり総集編にしたため新規視聴者を置いてけぼりにする編集は全2作の通りなので割愛します。

本作は、全2作よりもさらに激しいカットが行われています。
まずフォウとロザミアのシーンはまるまる削られており、強化人間がクローズアップされる隙のない内容になりました。
戦争の悲哀どうこうという高尚な目でガンダムを見てはいませんが、化粧をした明らかにお姉さんなロザミアがお兄ちゃんを連呼するシーンがなくなったのは、まぁ、新規の方向けには良かったのところもあるのかもしれませんが、私的には残念。

そしてベルトーチカのシーンが削られ、併せてゼータの代表的な名シーン、ダカール演説も全カットしています。
これはいただけない。
あのシーンがあったからこそエゥーゴが何を目指しているのか、そもそもゼータで何を伝えたかったのかが視聴者に向けて明示的になったわけです。
劇場版はこれまでも散々説明を放棄してきましたが、ダカール演説を切ると、本格的にわけのわからん映画となってしまいます。しまいました。

ただ一点、見どころと言えるのは、テレビ版と異なる結末となっている点です。
色々ある劇場版ですが、劇場版とテレビ版の違いを聞かれると、やはり第一にラストが違うという回答になると思います。
ただ、カミーユの精神崩壊エンドは衝撃でありながら、それしかない終わり方だったと思うので、劇場版の「すべて終わって未来は幸福しか見えない」みたいな幕引きはやはりゼータらしくない気がします。
テレビ版は登場キャラが全員苛烈だったので、劇場版のキャラ設定ではこの終わり方のほうが自然なのかもしれない、何れにせよ、テレビ版を先に見てしまうと楽しめない作品となっているなぁと感じました。

投稿 : 2017/03/27
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