「劇場版 響け!ユーフォニアム ~ 北宇治高校吹奏楽部へようこそ ~(アニメ映画)」

総合得点
72.2
感想・評価
305
棚に入れた
1694
ランキング
1152
★★★★★ 4.1 (305)
物語
3.9
作画
4.3
声優
4.0
音楽
4.3
キャラ
4.1

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ネタバレ

オリヴィエ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

≠総集編

【映画の流れ】
 『導入-サンフェス-あがた祭-オーディション-京都府大会-エンドロール』
うん、1期13話をまとめてみた!って感じ。
このワンクール分を2時間弱に綺麗にまとめたなぁというのがまず第一印象。

【TV版に加えて変化してよかったところ】
 ・デフォルメ絵減らして緊張感を持続したまま最後まで終えたところ。例えばオーディション後、香織先輩がソロパート練習しているところを久美子が見つけてそこをあすか先輩に見られた時のあすか先輩の顔とか「さすが黄前ちゃんいいとこかぎつけるー」のあたり
 ・葵先輩退部シーンカット
  上とも繋がるけど、このシーンいれると折角構築してきた緊張の糸が一回切れてしまうからね。この時間でもう一回もってくのは厳しいし英断だと思う。よって最初の葵先輩が全国目指さないに手あげた言い訳もカット。素晴らしい。
 ・2期で登場するオーボエのみぞれ先輩新規カット
 普通ならサービスカットで終わり。なんだけれど、再オーディションの朝、麗奈に優子が「手抜いてくれ」って頼む前に入れたのが凄いよかった。あれで優子も不安げで言おうかどうか迷ってた感じが出せてその後の優子の言動に対する拒否感も大分薄らいだ印象を受けた。

【変化して悪かったところ】
 ・尺の都合上、久美子の入部するかどうかの葛藤が無くなってしまったので、サンフェスで梓にスタートできた?と聞かれたとき、「スタートできた。後悔していない」が弱くなってる。アニメ版はいろいろ葛藤があったからこそこのセリフが生きるんだけど・・・まぁ仕方ない。
・デフォルメ絵減らした弊害で、あすかのおちゃらけパートも減った結果、真面目が前面にでてしまい最後に久美子がいう「どれが本心なのか分からない」に違和感を感じた。
これはまぁ、焦点絞った結果葉月振られた後の緑の落ち込みに対するあすか先輩のシーンとかカットされてるっていうのもあるけど。

【その他いろいろ】
・愛の告白(大吉山での麗奈→久美子、再オーディションでの久美子→麗奈)返しはあったけど、交差点での麗奈の黄前さんらしいね(髪かき上げる麗奈)、学校での高坂さんらしいね→麗奈「仕返し?」がない!!
 ・サンフェスでのライディーン長尺
 アニメの際は尺の都合上1コーラスぐらいしかなかったから凄いよかった。
 ・アニメと映画 
 『響けユーフォニアム』はアニメが多人数視点、大して映画は久美子視点で進む。
アニメは13話分1話分正味23~4分程度として×13で300分少々に対して映画は103×1 
アニメは毎週見続けてもらえる為の努力が必要だけど映画はそうじゃない。劇場に足運んでもらえればもう勝ちだ。途中で飽きて退席する人など早々いない。
だから久美子視点のみでも話ができる。
アニメのように、いろんな視点を入れたら話が薄まってしまう。アニメと映画は別物。決して総集編などではない。別の視点からみた新しい『響け!ユーフォニアム』である。

なんかだらだら書き連ねたけど、劇場版もアニメ版もどっちもすきだよ。

投稿 : 2017/03/29
閲覧 : 309
サンキュー:

15

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