「王立宇宙軍オネアミスの翼(アニメ映画)」

総合得点
72.0
感想・評価
273
棚に入れた
1123
ランキング
1193
★★★★☆ 3.9 (273)
物語
3.8
作画
4.3
声優
3.7
音楽
3.9
キャラ
3.7

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ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

センスと技術力を駆使して表現された作品(※三十年前です)

公開されたのが1987年。三十年前の作品。
レンタルであるのかな?と探したら普通に見つかりました。
(。-∀-)ホッ

さて、冒頭から十数分もしない内に分かりました。
あ、これ好き♥♥
(//∇//)ポッ

プラネテスとかアキラとかを彷彿とさせる作画に世界観。本当に一昔前のこの感じ、大好きです
(≧∇≦)/ウキャキャ

物語は「失敗ばかり」「なにもしない軍隊」と揶揄される王立宇宙軍が本気で宇宙を目指すと、ざっくり言うとそんな感じですね。
σ(-ω-*)フム

王立宇宙軍なんて勿論架空のものです。
「王立宇宙軍に如何ほどの大義名分があろうとも、それは無意味である。敢えて言おう、カスであると!」
くらいに落第軍隊として見下されているわけですね。

この作品は主人公のシロツグが精神的に成長していく物語。
主人公の声を担当しているのが森本レオさんなんです。癒されるような、覇気のないような、何とも言えないヴォイス。森本レオさんの声だけで世界観が形成されている感じもします。いや、他の声優さんも皆上手なので聞き入る事が出来るんですね。

他国との戦争を繰り返す閉塞された世界で貧困格差は広がり、世界は病んでいます。国外に目を向ける事は出来ても地球の外には目を向ける事が出来ない。今のアニメであれば、宇宙どころか、過去や未来、異世界なんかに行ってますし、宇宙なんて近所のスーパーくらいに設定的には身近になってしまいました。
ラストのロケット打ち上げのシーンは結構圧巻なんですけどね。
所々に散りばめられたギャグは今と違って、シュールとでも言いましょうか。それぞれのキャラを立てている中での只のやり取りなので狙っている感はあまりありませんし、ちょっと古い感じもしますが、はい、これもかなり好みですね。←感性が若くないのかな?

今のCGを駆使した映像というのも確かに美麗で魅入っちゃいますが、この作品の作画も古き良き映像美。寧ろこの感じが名作感を醸し出しているように思えます。

メッセージ性はあまりないかもですね。でも物語性はしっかりしています。この世界観も相俟ってなかなかに飽きさせない。

まさかこんな作品が観れるとは、勧めて頂いたkororinさんに感謝です。

投稿 : 2017/04/13
閲覧 : 231

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