「ヒックとドラゴン(アニメ映画)」

総合得点
67.1
感想・評価
53
棚に入れた
255
ランキング
2520
★★★★☆ 3.9 (53)
物語
4.0
作画
4.0
声優
3.8
音楽
3.9
キャラ
3.8

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ネタバレ

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

児童文学を原作とした名作アニメ映画

このアニメ映画は、クレシッダ・コーウェル氏の児童文学
を元に制作された作品である。
このアニメ映画を見終わった後に、原作を知ったため
原作についてのコメントはできない。

大まかなあらすじとしてはこんな感じ。
ドラゴンの襲撃が時折起こるバーク島が舞台。
主人公のヒックは、一人前のバイキングとして早く
ドラゴンとの戦いに参加したいと思っている少年だ。
だが、ヒックの父親で村のリーダーである
ストイックから「力がないから無理」と言われ途方に暮れていた。
ある日、ヒックはドラゴンを捕獲するための装置を発明し、
手柄を取ろうと考えた。そして、ナイト・フューリーという
ドラゴンと出会うのだが…。

このアニメが良いと感じた部分は、ヒックがナイト・ヒューリーとの
出会いを通じて、友情をはぐくんでいくところだ。
最初は、ドラゴン打倒のために燃えていたのだが
最終的には、ドラゴンと共存するための道を進むことになる。
ドラゴンとの戦闘に備えて、実際のドラゴンを用いた訓練
があるのだが、彼だけは全く違う方法でクリアしていく。
次第に、皆から認められるようになり最終的には、次代を担う
ドラゴンライダーのエースへと成長していくのだ。

映像美においても目を見張るものがある。
ドラゴンの動き方や炎の吐き方。
質感においても上手く表現されている。
飛行シーンも素晴らしい出来だ。誠に感服した。

また、カメラ―ワークも非常に出来が良い。心地よい
臨場感を味わえるだろう。

ラストもとても印象に残りやすい。ヒックも犠牲を払うことに
なったのだが、それ以上に大切なものがそばにあるのだ。
彼らが2つで一つの存在になった証と言えるだろう。
この作品のテーマが「人間とドラゴンの共生」であること
に起因しているためだと思われる。

個人的には、傑作と言われても不思議ではないと感じるほど
とても面白かった。名作の域に達する。

投稿 : 2017/12/22
閲覧 : 369
サンキュー:

9

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