buon さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ボールルームへ飛び込まされた
大好きな作品です。
自分はアニメや漫画や小説で好きな感覚って
その世界にいるかのような錯覚。
その舞台の観客なのか
隣から見ているのか
主観なのか
共感しているような同調しているような錯覚。
違う世界を味あわせてくれる。
そうだなぁと思わせてくれました。
物語は主人公の多々良が中3の進路相談の話から始まる。
特にやりたいことがない、特徴もない普通の一般人なのである。
で美女をみかけて進路調査票に何も書いていないことで共感、
街で見かけて行き先を見てみたら・・・ダンス教室。
何となく自分を変えたいと思ってダンスを始めることに、
ただし自分の行動と思考と心が一致はしていないようだ。
序章はマダムしずくと氷の情熱兵藤、
それからキラースマイルまことカップルを組み
向かう相手はラテンの下心ガジュと…
ここまでが完全にダンサー多々良の入門編、
1クール終了。
2クール目は
情熱のデコ千夏との出会い…
{netabare}緋山千夏の声優が赤﨑千夏だったら熱いなぁ
と思ってスタッフロール見たとき、熱くなったわ{/netabare}
スポ根だと感情を露わにすることが多いが、
そのスポーツや技や相手に向けるものが一般的かな。
スポーツ選手としてと言うよりも、
その人物個人として溢れる感情、
人生がだだ洩れ、前向きにも後ろ向きにも自分が
自分の心が溢れて止まらない。
競技なのに、ダンス、
自分と、パートナーと向き合い、
ダンスを創造して美しい、
その美しさがあまりにも人間くさ過ぎる。
一度は見てみたいもんだな。
まずは原作読まないとなぁ。
好きで好きでしようがなくて
感想を書いたり止めたりを繰り返した。
感情の赴くままに書くことにしました。
作画が崩れていたり、首が長かったりと
減点したくなる人もいるのだろうけど。
回想や心の中での独白や時間の広げ方とか、
無駄がないように感じたが、
それを良しとしない人もいるだろう。
ただ、ただ、私は、私がこの作品を好きなんです。
途中まで書いた感想と、前の感想{netabare}
『美と情熱と自我の舞台へようこそ』
おもしろかった。
原作全巻買う。
何故、自分がこんなにはまったのか分析しつつ作品を紹介してこうと思います。
主人公は藤田多々良、一話では中3の初夏だろうか。
将来の夢も目標もないようなモブ男だ。
同級生の美少女、花岡雫に釣られてダンススタジオの近くまで行って、
仙石要に捕獲された。
ちょづいた多々良にボックスっていうワルツの基本動作の練習を仙石さんが指示して、
多々良はメッチャ繰り返してた。
この愚直さってのは惹かれるものがある。
そしてこの時は控えめだったが後で開花される能力が発揮されていた。
でなんだかんだでパートナーの花岡雫とそのリーダー兵藤清春が
日本のアマNo.1決定戦的なのに出る。
なんだかんだで多々良と花岡も踊る。
そのときに多々良の見る力とパートナーから感じ取る力が発揮される。
この能力が中二っぽくてかっこええ。
イケメンでも長身でもない多々良が美と調和の競技で活きるための強みだ。
それを見た兵藤は素人の多々良から衝撃を受け、
ダンスとの向き合い方が変わり、
雫との会心のタンゴを決める。
いい踊りをしたのはいいけど、兵藤がかなり脚を痛めてしまった。
そのことを知らなかった花岡雫がショックを受けて、
兵藤が負傷したことを知って雫をナンパしに来た赤城賀寿と組む。
賀寿とパートナーだった真子と多々良が組むことになった。
そう、賀寿をブッ倒し、真子の魅力を見せ付け、
真子と賀寿のカップルを再結成させるために。
そこで初めて多々良と真子のカップルとしての練習が行われる。
公園で行われたフィーリングリード&フォロー、
多々良のクレイジーさ炸裂。
そして、EDの破壊力が生まれる。
EDでは多々良がシルエットでボックスを続けるシーンがあるのだが、
このとき初めてパートナーが現れる、私服の真子ちゃんという女神が!!!!!
非公式戦が始まり、すったもんだで決勝まで這い上がり、
あの伝説の「花と額縁」!!!!!
そしてあの寂しげなED!!!!!
試合には負けるが勝負には勝つことになり、
賀寿・雫カップルは解散、賀寿・真子の再結成。
そして多々良はEDを一人で踊る。
そして受験を終え、春が来る。
1クール目が終わり、2クール目となる。
そこでやっと仙石さんのダンスが見られる!!!!!
そして多々良の初キッス!!!!!?
緋山千夏あらわる!!!!!
多々良が独りでもそもそと練習に励むのだが、
パートナーが見つからない。
せっかく雫が「さっさと試合に出てこいや!」と挑発されたのに、
一人では試合に出られない。
は「ひ」やま
と
はひ「ふ」じた
で席が隣の千夏が多々良の競技ダンスを否定する。
けど本郷千鶴さんが好きな千夏はダンスから完全には離れられない。
本郷さんがいるかも知れないがだけで、
多々良が通う『小笠原ダンススタジオ』に千夏が引き寄せられる。
千鶴さんの男気と魅力が引き寄せる。
そこで多々良と踊ることになる。
多々良リーダー・千夏パートナー ×ぶっぶー
千夏リーダー・多々良パートナー ○ぴこぴこん!?
千夏は背が高めだったがためか若年層の男子人口の少ない競技ダンスで
何年もリーダーを務めていたのだ。
多々良と千夏がカップルを組むも上手くいかない。
アマチュアの試合に出るためのランク獲得試合に出場するも、
やはりリーダーとして上手くいかず、パートナーに合わせるという苦肉の策を実行する。
一位で勝利したと思っていたが、二位でD級獲得、
一位は釘宮組だった。
兵藤の母親でありダンススタジオの指導者である兵藤魔マリサに
パートナー任せのダンスを指摘され、そのスタジオに足を運ぶ。
そこにはスタジオに通う釘宮もいた。
釘宮はパートナーを従わせるリーダーだ。
多々良はパートナーに寄りそうリーダーだ。
真逆だった。
そして、試合の予選ではリーダーの実力が競われる。
そこから常に主体的なリーダー力に欠ける多々良、
パートナーの経験の浅い千夏がぶつかり合う。
千夏には長い間リードをしていたパートナーの甲本明がおり、
釘宮にはパートナーの井戸川がいる。
千夏・釘宮にも物語があり、彼らに関わってきた者たちにもそれがある。
何だかんだで大会で優勝をしなければならなくなった多々良・千夏の行方はいかに。
2クール目のあらすじは雑にしました。
この作品で何が好きか、色んな要因があるのだけど特徴的なことだけ挙げると、
・ボールダンスを知らない
・男女のペアスポーツ
・年齢の関係ないスポーツ(中高生も大人の舞台に立てる)
だろうか。やっぱり知らないことって興味を引かれる。
ダンスの表現も良かった。
OP・EDも良かった。
女の子かわええ。
キャラええ。
1 Heat{netabare}
2017.07.08 23:37 ★★★★☆ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0
『美と情熱と自己顕示欲の世界へようこそ』
やばいね。
中3で進路希望調査が行われる時期だから、
GW明け、せいぜい初夏だろうか。
ふじたくんか誰かが自己の存在意義を見失っているような人が、
社交ダンスをやっている同い年の美女とプロのイケメンダンサーに出会ってしまった。
夢も希望も自己主張もない人が熱に中てられてしまった。
多分この『社交』ダンスって呼び名は良くないね。
その舞台はボールルームだろうか。
Shall we dance?でしか知らないこのダンスを、
観終わる頃には変えてくれそうだ。
キャラクターデザインが少女漫画のようでどこか坂道のアポロンを思い出すが、
時代も地域も主人公も全く異なる。※地域わからん
あまり知らない世界で輝く人たちってのは刺激を放つ。
彼がどこへ向かうのか楽しみです。{/netabare}{/netabare}