「おねがい☆ティーチャー(TVアニメ動画)」

総合得点
68.6
感想・評価
442
棚に入れた
2214
ランキング
1974
★★★★☆ 3.6 (442)
物語
3.6
作画
3.4
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.7

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ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

奥さまは17歳でっす!(オイオイ!

アニメーション制作:童夢
2002年1月10日 - 3月28日に放映された全13話のTVアニメ。

黒田洋介や羽音たらく等のクリエイター・チーム“Please!”が原作名義。
監督は井出安軌。

【概要/あらすじ】

『宇宙は絶えず膨張を続けている』
『宇宙は生きているんだ』

西暦2030年代前半。主人公の草薙桂は長野県の木崎湖付近の田舎町に住む高校一年生。
謎の病気“停滞”により、身体の成長を止めてしまった意識不明の仮死状態の3年間が存在し、
戸籍上は18歳なのであるが、実質的には15歳なのである。
同じ年齢の知人たちは大人に近づいているのに自分だけ大人になれないままに取り残されている。
療養とカウンセリングで症状は改善したものの、桂は未だに定期的に“停滞”の発作に悩まされている。

初夏に差し掛かろうとしてた、あの日。
夜の湖畔で仰向けになっていた桂は目撃した。
渦巻き光を放つ湖面。そこにはボディスーツを身にまとった美女が浮かんでいた。

桂は謎の女性とその時何かがあったらしいのだが、場面は飛んで翌日。
始業前の朝の教室で目が覚めた桂にニュースが。
前の担任の高橋が辞職して今日から新しい先生が来るという。
クラスメイトの間雲漂介の情報では若くて美人らしい。

新しい担任の名前は風見みずほ。見た目は23歳ぐらい?担当科目は国語。
グラマラスさと初々しさを兼ね備え眼鏡を掛けた美女であり、男子は皆が大喜びだ。

そして放課後、桂が居候している叔父夫婦の診療所の隣のアパートに彼女・みずほ先生が引っ越してきた。
荷物の持ち運びの手伝いをする桂ではあるが、そのときのやりとりで彼女・みずほ先生の正体が露見。
昨夜の美女は、みずほ先生。彼女は銀河連盟から派遣された辺境惑星の駐在監視員であり、半分は宇宙人。
地球を見守るのが任務で現地生物の地球人には知られてはいけないという規則がある。
機密保持のために追いかけてくるみずほ先生と、捕まっちゃいけないと逃げる桂。
其の際に続編『おねがい☆ツインズ』の発端となるUFO騒ぎ迄も起こしてしまう。
更なるトラブルに二人は見舞われ、みずほ先生の秘密を守るために取り繕うとした結果として、
なりゆきで半ば強引に婚姻届を役所に出すハメになってしまう。

形から入っていった夫婦生活ではあるが、一緒に暮らしてるうちに桂とみずほ先生は互いに惹かれ合い、
“停滞”していた時計の針はゆっくりと動き出し、止まっていた桂の時間が加速するのだった。

【感想】

“I've Sound”“羽音たらく”など、
当時の萌えアニメの最先端の数え役満みたいなアニメ作品。

当時の美少女絵師としては名の通っていた“羽音たらく”原案の女性キャラは全員カワイイ。
特に森野苺が人気あったのを思い出します。

水澄楓役の、大原さやか。彼女の持ちキャラの特性が井上喜久子キャラと被ることが多いのですが、
共演してる当作品で、二人の声は実は似てないと気付かされることが実に新鮮だったりしますね。

外見的なイメージからエッチでけしからんお話とSFが混ざり合ってるエロコメと思いきや、
中身は意外とド直球でシリアス面も強いラブコメ。

今時は恋愛描写がサバサバしてたり、
女性と付き合ったことが無さそうな作者によるテンプレ的なカタログハーレム作品、
男がいなくて疑似百合的な作品、
などなどある中で、

『好き…!』
『あなたが好きなの!』
『キライ!…でも、好き…!』

年上だけど嫉妬心が強くてすぐに拗ねる・泣く、みずほ先生が可愛らしく、
恋する女の綺麗さという点でなかなかに高評価でしたり。
井上喜久子さん(17)の代表的なキャラの一つにカウントされているのも伊達じゃありません。
見てて恥ずかしくなるものの、駆け引きも打算も無く互いに求め合う男女の心が良いですよね。

物語の中で桂の成長といいますか、一人では殻を作って止まってしまう状況を、
愛で乗り越える。求め求められる男女の絆の強さが作品から垣間見られ、
やはり恋愛作品として好ましい感じ。

恋が叶う者もいれば、想っても叶わない恋に泣く者もいる。
片想いの結末もしっかり描かれていて、安易なハーレムを好ましく思わない自分視点では、
歯ごたえのある恋愛作品。もうちっとそういった作品が増えて欲しい!
そう思えるアニメでした。

と思いきやね…TV未放映の13話がエロエロで、本編の感動は何だったの?って思いましたw
愛だの恋だの言っても、行き着く先は男も女も皆がケダモノですねww

CDドラマのノリが、もともとこんなだったのを本編に輸入したものであって、
あんまり高尚な精神性をこの作品には求めないほうが良いのかな?と思いました。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2017/08/25
閲覧 : 370
サンキュー:

41

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