「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション 1(アニメ映画)」

総合得点
63.3
感想・評価
91
棚に入れた
343
ランキング
4330
★★★★☆ 3.4 (91)
物語
2.8
作画
3.6
声優
3.5
音楽
3.5
キャラ
3.4

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ネタバレ

石ころ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

最初だけ必見!!

 今回の劇場版は、新作と言うより本編を再編成し、設定が一部変更した総集編です。新作映像の最初に、サマー・オブ・ラブ(レントンがエウレカと邂逅する10年前の所謂ファースト・サマー・オブ・ラブ)の映像が組み込まれており、見ごたえのある導入だった。

 しかし、レントンがエウレカと邂逅して以降の話の本編流用部分(ここではTV版本編を指す)に移ると {netabare} レントンがチャールズ夫妻の養子、月光号のメンバーは軍の一員と {/netabare}設定が変更されている。本編流用部分は声だけ差し替えしているのが殆どで、若干の新作カットを入れ、無理やりつなげたようにみえる。多くが本編流用カットの口パクと新たに収録した声とあっておらず下手な総集編より出来は酷い。

 また、会話と登場人物の表情、周りの状態が、噛み合っていないシーンを何箇所も見受けられ、制作スタッフはこれでもいいかという妥協して作っているように見えてしまう。

あと新作映像と本編流用部分が画面サイズの違いが目立ってしまっている。せめて本編TV版の画面サイズをリサイズして本編流用部分と新作映像の画面サイズを統一して放映してほしかった。大変残念だ。新作映像だけOVAにしたほうが良かったと思う。

 本編流用部分は同じシーンが何度か映されたり、気持ちの整理できていないレントンの回想を視聴者が垣間見ているように構成したのはわかるが、初見の人にはわかりにくい内容で、何より過去に遡る前と現在に戻る前にカットインを入れ、時間軸をごく短時間で複数回前後しているため、非常に見づらい。その上、本作については殆どが回想で終わってしまい、話自体ほとんど進んではいない。そのため、ファースト・サマー・オブ・ラブのカット以降の本編流用部分は、TV版視聴済みのファンにとっては退屈で、これまでの復習映像としか評価できない。

 声優に関しては、ホランド・ノヴァクに、 藤原啓治に代わって森川智之が演じており、聞いてて新鮮だった。

投稿 : 2018/10/10
閲覧 : 282
サンキュー:

4

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