「<物語シリーズ>セカンドシーズン(TVアニメ動画)」

総合得点
91.4
感想・評価
3412
棚に入れた
20162
ランキング
32
★★★★★ 4.2 (3412)
物語
4.2
作画
4.2
声優
4.3
音楽
4.0
キャラ
4.3

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

時系列バラバラの意味が分からない断片的な物語だが、らしさは健在

無印、偽、猫黒の流れで視聴。

【作品概要】
 『猫物語(白)』
 『傾物語』
 『花物語』
 『囮物語』
 『鬼物語』
 『恋物語』

 の6作品の総称。


【作品に対する感想】

 時系列がバラバラなので、私はかなり混乱しました。
 単発の話の中にポツリポツリ大きな流れの片鱗が
 挿入されているようで、余計に混乱しました。
 アニメ化するにあたり、SAOのように時系列に
 編集してもよかったように思えます。

 『猫物語(白)』 まずまず
 『傾物語』    面白かった
 『花物語』    面白かった
 『囮物語』    見てて苦痛だった
 『鬼物語』    かなり面白かった    
 『恋物語』    かなり面白かった


1)物語
 ①猫(白)
  羽川さんの問題の根源の話です。
  一応のピリオドになる物語なのですが、
  羽川さん押しとしてはちょっと辛いんですよね。

 ②傾
  かなり切なくなる物語でした。
  ほんの少しの違いで何もかもが台無しになる。
  やっぱり人と人のつながりは大事ですね。

 ③花
  割と陰鬱な話でありましたが、
  最後の展開と1ON1で印象がごろっと変わりました。

 ④囮
  撫子の病的な性格・人格に視聴していて苦痛でした。
  現実でこういう人には絶対関わりたくないですね。

 ⑤鬼
  キスショットの昔の話をからめつつ、
  正体不明の追跡者(?)の正体と最後の展開は
  なかなか面白い物語でした。
  かなり切なく、涙腺崩壊でしたね。


2)作画
 ①貝木と駿河の焼き肉
  飯テロでした。
  
3)声優
 ①堀江由衣
  ロリ川さんの時の声がToHeartのマルチを彷彿とさせますね。
  ちょっと懐かしかったです。
 

4)音楽
 恋物語のOP「FastLove」「木枯らしセンティメント」
 衝撃的でした。
 わたせせいぞうチックな画風に変わったかと思いきや
 1990代のアニメ画で描かれたひたぎと貝木。
 こんな表現もあるんだと。
 クレジットの文字が大きめでハイビジョンになる前を
 表現しているのもいちいち細かいこだわりでGJです。

 つか貝木1990Ver.男前すぎ(笑
 さらにひたぎの瑞々しい声に対し、貝木の枯れた声が
 まったくアンマッチで唖然。わざとやってるんでしょうが。
  

5)キャラ
 ①貝木泥舟
  どこまでが本音か嘘かわかりませんが、
  余接が言ったことはそう的外れでもないと思います。
  {netabare}
  最後はとんでもない事になりましたが、続きが甚く気になります。
  {/netabare}

 ②羽川翼
  彼女の歪なまでの正しさについて語られましたが、
  本当に報われない娘で、不憫です。
  まあ、そんな自分に向き合っていくのはこれからですが。

 ③忍野忍
  傾のしおらしい、そして浴衣の忍が妙に可愛いかったです。

 ④忍野扇
  生理的に嫌悪感を感じるキャラです。
  あたかも初めからそこにいたような登場シーン、
  突然性転換していたりで、只ならぬキャラのようです。
  物語の根幹を担っていそうです。
  黒を基調とした不吉な印象です。

 ⑤沼地蠟花
  ぬるりぬるりといやな印象の子でしたが、
  最後は不思議といやな印象は消えていました。


6)好きなシーン
{netabare}
 ①恋物語冒頭 神社の貝木
  初詣の歪んだ説明はなかなか笑えます。
  
 ②警察に暦を突き出したロリ川さん
  不審者に対する的確すぎる対応に吹きました。

 ③沼地の昇天
  満ち足りた彼女の表情が忘れられません。

 ④くちなわの指摘
  「お前はとにかくとかさておきとか切り替えの文言だけで
   世渡りをしてきたのか?反論するわけでも納得するわけでもなく
   棚上げにするのがお前の処世術かい?」
  これ結構きつい指摘でした。
  とにかく…気づかないうちに結構使っている気がします。
  これを視聴以降、極力使わないように心がけています。

 ⑤まよいの詭弁
  何とか理由をつけて暦を納得させ、
  自分が成仏できるように仕向けるまよい。
  それを何とかしようとあがく暦。
  
  まよいの痛切な訴えが涙腺直撃です。
  暦の方もどっちが子供かわからないと言われてますが、
  こういう人間臭いところも彼の魅力と思います。

  そしてトドメの最後。
  余接の不器用なアシストが余計に破壊力を上げてました。

{/netabare}

投稿 : 2017/12/03
閲覧 : 316
サンキュー:

26

<物語シリーズ>セカンドシーズンのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
<物語シリーズ>セカンドシーズンのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

RFCが他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ