「バンパイアハンターD(アニメ映画)」

総合得点
73.3
感想・評価
166
棚に入れた
1071
ランキング
1030
★★★★☆ 4.0 (166)
物語
4.0
作画
4.2
声優
4.0
音楽
3.8
キャラ
4.0

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ネタバレ

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ラブストーリー要素が強めのヴァンパイアOVA

このアニメは、西洋の三大モンスターの
一つとしてよくあげられるモンスター、
ヴァンパイアを題材としたOVAである。

このアニメが良いと感じたところは、テンポの良さである。
ボスクラスに相当しない敵は、大抵あっさりと倒されてしまうため
変にだれることなく物語が進んでいく。欲を言えばもう少し
活躍の場を広げて欲しかったと感じる。ただ、それをしてしまうと
テンポに乱れが生じるので、その判断は正しかったのだろうと
思われる。

個人的に気になった点もいくつかある。
女戦士であるレイラは、猪突猛進な性格が災いし
色々とトラブルを起こしているような印象を受けた。
Dやグローブ兄さんの忠告があったにも関わらずだ。
しかも、そのせいで一人死なせてしまう。
やはり、ハンターには向かないと助言した
Dの判断は間違っていなかったと思われる。

途中から、急に登場した人面疽の存在。
彼とDの関係性について深く掘り下げていないため
私はやたら気になってしまってしょうがなかった。
終盤でいきなりすごい力を発揮する場面があるが
唐突すぎて、私は「えっ?」と思わず発してしまった。
本来ならDに注目すべきなのだろうが、私は人面疽に
注目してばかりいた。もしかすると、それが狙いで
情報を伏せたのだろうか。それなら納得だ。

これを見ていた時、とあるヴァンパイア映画を思い出した。
ドラキュラ(1992)である。
この映画は、ゴッドファーザーなどの有名作を
手掛けたフランシス・フォード・コッポラ監督のホラー映画だ。
予告編だけ見ると、ホラー色が非常に強いため、
手を伸ばしにくい作品ではあるが、本編を見ると
ラブストーリー要素が色濃く反映されている
のがわかる。多少の違いはあるものの、共通点も
いくつかあるのが見受けられたためこの映画を挙げた。

それなりに、スプラッター要素はあるものの
目をつぶりたくなるほどの表現は(恐らく)されていない
と思うので、ヴァンパイアアニメの入門
の一つとして勧めやすい作品だと感じる。
個人的には良作だと思う。

投稿 : 2017/12/28
閲覧 : 533
サンキュー:

10

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