「刀使ノ巫女(TVアニメ動画)」

総合得点
70.4
感想・評価
321
棚に入れた
1298
ランキング
1529
★★★★☆ 3.5 (321)
物語
3.4
作画
3.4
声優
3.5
音楽
3.4
キャラ
3.6

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ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

爽やかなスポコンかな?いや、踏み込みが鋭い斬り結びだったでゴザル!

刀のバトルを斬り捨てても致命傷に至らないシステムにする。ははーん・・なるほど。競技化した斬り結びを、
扱う流派や刀剣の逸話などを用いて学園モノとして爽やかに描いていくんだな?なるほど~、二番煎じではあるが
これはブームに乗ったうまいやり方だ!刀剣乱舞(とうらぶ)とか流行ってるしな! どれどれ・・。


おう!全然違ったぜ。


ロリ好き御用達“しずまよしのり”キャラクターデザインの、異形と戦うサムライ(巫女)美少女アニメ。
やはり2クール出来るのはでかい。よきよき。

背景等は概ねいいのですけど、作画面が少し縮尺が合ってなかったり。。予算があまり無さそうなアニメかな?
かと思ったら戦闘シーンはメリハリがあって格好良かったりと、なんでも美少女で固める風潮に嫌悪感がない人
なら魅力を感じるかも。この作品で個人的に気をつけたことは、さっさと世界観に慣れることでした。

【自分流の慣れ方】

女生徒が真剣使う。→日本は武士と忍者の国!

人が高速戦闘。→俺じゃなきゃ見逃しちゃうね


バケモノがエンカウントしたり、女子中学生がヤベェエモノを振り回したり超展開目白押しで、ドラマ性の高そうな
雰囲気とのギャップで笑うのですが、これくらいぶっ飛んでたほうがアニメらしくていいよ(バカな設定いいよね)

女の子版「BLEACH」のようなバトル。そこに着いて行ければ先が気になり、なんとなく続きをみてしまう。
1話の「萌え+学園バトル」の印象から思いもよらぬ展開(?)で裏切られる(同じくらい、よくある展開で失笑)
魅力はあるんですが、アプリゲーム同時進行企画かつ食傷気味の萌えで敬遠されてる勿体無いアニメなんだと思ふ。

唯一残念なのは、2クールで見所もあるアニメですが、“名作”になりえないだろうと予想がついてしまった点。

連動企画として世界観を追っていけるし、設定を細かく知ることはファンとして楽しいでしょう。戦う美少女の
尊さも存分に堪能できる。現在までに張った伏線も後半生きてくるだろうし、期待値も高いと思います。
理由はネタバレで少し触れます。まだ観てない方は先にご自身の目で本編を観て下さい。感じ方も違うでしょうし。
少なくとも今の時点で賛否両論の“良作”になることには期待ができる想像より面白い作品。けっこう好きじゃよ。

スタッフ誰かなーと見ると。。。

“シリーズ構成:高橋龍也”

今期の構成3本もやってる売れっ子で
ゲーム会社Leaf立ち上げ時からの元スタッフ。
おおぅ・・そんな人だったか、
ゲーム名作ですやん。


アニメだと↓

「アイドルマスターシンデレラガールズ」
「刀使ノ巫女」「BEATLESS」
「ラーメン大好き小泉さん」


そんでもって、軽~くアプリ触ってみました。
(チュートリアルだけ)
基本はノベルゲームかな?音声も付いてました。
アニメでの設定を深掘りできるかも?
主人公はアニメと違うようです。本編キャラも出る。

ゲーム性は・・・
サイトの趣旨と違うので言わなくていいか。


8話までのネタバレ
{netabare}
いきなり逃走劇だった。

ロードムービーというか、同じ場所に留まることが無い。1クールアニメというより映画のような印象を受けます。
軸としては、冒頭で「異形の敵と戦う少女たち」の世界観だあり、御前試合で主要人物達を登場させるんですね。
そのメンバーが繰り広げる“逃走劇”が1クールの中盤まで続きます。世界の重要な鍵を握る出来事が一組織の中で
繰り広げられるため、規模は大きそうに見えてもこじんまりとした印象を受けてしまうのが少し物足りなかった。
「結城友奈は勇者である」シリーズ等の世代を超えた戦闘ヒロイン(魔法少女)、そこに刀の要素を追加した感。

例に漏れず正妻ポジの子と、割込みの相棒ポジで百合妄想も出来るような相関図があって、正統派なんだとニヤリ。
絶唱するバトルアニメや、先に触れた勇者、魔法少女(虚淵)にも通ずる既視感で、このアニメもヤンデレ展開が
あるかな~と踏んでいたら少し想像と違っていて、もっと熱血かつ爽やかな友情な気がしています。

あと“流派”“御刀”の設定を際立たせたいのは解りますが、可奈美は何回言うねん。結果あまり印象に残らんし。
これをもし活かせるなら、刀の逸話で考察できますし、最近は刀剣自体の人気も知名度も上がってますから効果的。
柳生新陰流などの有名な流派やその他の流派で戦い方が一目瞭然なのに加え、雑学的な楽しみもあります。
剣術指南(殺陣)のテロップもあり本格的で、「千鳥」に「小烏丸」の小鳥コンビなどの設定も先の伏線として
大事かもしれないので押さえておきたいところです。

しかしまあ。。。逃走劇で何話使うんだい?
それが結果的に興味を惹く点であったわけですが。

学園モノで可愛い女の子が百合百合するアニメなんだろーなと思ったら、「逃亡する2人以外は全部敵!!」
・・なんて、映画の煽り文句が似合いそう。親友と一部の協力者以外は、御前試合で見た強敵っぽいやつらが
総出で殺しにかかって来る。予想と違うぞぅ。

そしてまさかの化け物を退治する組織のトップが戦ってるバケモノそのもの。2話でバーン!と視聴者にサプライズ。
この“あるある”を最終回まで引っ張られたら「あっそうw」のヒトコトだったのですが早いよー。寧ろいいよ~。
バトルモノらしく主人公がバトルマニアの天才肌なのに、直情的なおバカさんでは無く冷静さを兼ね備え、
何やら謎を持ちそれが強さの源らしい。物語は伏線を張りつつ本筋を追う。予想は立ちますけど結構楽しいなぁ。

惜しむらくは1クール後半まで行き、影の薄かった主人公がここから活躍するのだろうと期待感を煽るのですが、
設定が詰め込まれすぎてて、目立たなくていい人物まで目立つあまりよろしくない群像劇になってしまっている点。
もう少し先代たちの話は散らしても良かったですね。彼女たちは先代たちの築いた歴史の上に成り立っていて、
受け継がれる才能や作られた境遇だったことが、結果的にキャラクター性を薄めてしまったように感じてしまうし
親世代が果たせなかった事を、主人公達の世代が尻拭いする意味があまり見いだせない(仇討ちとすれば少しは・・)
もともと、人々を守る刀使を目指してたわけですから、戦う理由はあるでしょうけど動機が弱いなあと感じてしまう。
戦闘はカッコイイのに、手に汗握って見ることより刀を扱う美少女への付加価値が勝つのは、良くも悪くも味かな?

主体性の無いキャラはともかくとしても、ツッコミどころは山ほどありますね(笑)目をつぶって楽しもぅ^^

そもそも対抗組織の「舞草」。

謀反を起こした「十条姫和」と「衛藤可奈美」を監視(保護)しつつ組織に入れるかテストをするところなど、
それだけ慎重に作戦を進めていたということでしょうが、先の大戦で「折神 紫」に隠蔽された英雄2人の娘なら
最優先の保護対象だと思いますよね。学園に通い紫に懐柔(洗脳)されてる可能性なども考慮したのかな?
組織が形になったのがつい最近のことで、準備が万全に整ってからコンタクトをとり真実を話す気だったらしく、
先走った姫和のタイミングが悪くて、急遽テストという名目の保護へ移行したとも言ってましたね。
それにしたって慎重。計画がオジャンになるのは忌避すべきでしょうが、もう少しスムーズに行かないものか。

まあ、可奈美たちは何も知らされてなかったようですし、冒頭の御前試合に来た“長船女学園コンビ”は、
実力を測るテストも兼ねた“2人を組織に引き入れる(巻き込む)かどうか”を選定するために派遣されたのかな。
単にエレンの独断もあったのかもしれませんけど。(あまり縦の厳しくない組織ぽいですし)
ストーリーの間を想像するのも楽しいですね。

9話~◯話のネタバレ

【また今度】
{/netabare}
うーん、しかし語れるアニメだなあ。多分この倍以上は気になった点を語れる。疲れるからやらないけど


また気が向いたら追記しまーす。

投稿 : 2018/03/22
閲覧 : 301
サンキュー:

18

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