「この世界の片隅に(アニメ映画)」

総合得点
82.8
感想・評価
691
棚に入れた
3061
ランキング
346
★★★★★ 4.2 (691)
物語
4.3
作画
4.2
声優
4.2
音楽
4.0
キャラ
4.2

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試しに作ってみた さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

素晴らしい戦争アニメ映画。

この物語は、すずが小学生の場面から始まります。すずは、のんびり屋さんで、絵が得意な普通の女の子です。戦争については無知で、なにも考えずに過ごしているような、そんな子でした。

とあるきっかけで、周作さんとお見合い結婚?し、はじめはぎこちないですが、次第に引かれていきます。お見合い結婚ってこんな感じなんだなって思いました。恋愛はどんな形であれ、素敵ですよね(*^^*)

大切な人が亡くなるシーンは、なんともいえない悲しいシーンでした。グロい描写は少ないけれど、無音で、絵が衝撃的です。。

広島で原爆が落ちたことは、もう私たちは知っている事実。それがわかってるからこそ、途中、見ているのが辛かったです。 
主人公の実家は広島だから、ずっと心配でした。広島から逃げて!!
主人公がどうなったか、それを書くと完全なネタバレになるので書きませんが、
総じては、幸せな人生とは言えないけれど、最後は形としてハッピーエンドです。
       
この映画からは、戦争は、やってはいけない。そんなメッセージが十分に伝わります。
のんちゃんが主人公の声優だからか、大きく話題にはならなかったけれど、本当に素晴らしい作品。子供たちにも、大人の方も見てほしい。

少し脱線しますが、戦争のアニメと言えば、
火垂の墓を思い出します。火垂の墓は、戦時中に子供たちが必死にいきて、そのまま不幸になっていくお話。バッドエンド。小学生のときに火垂の墓を見て、少しトラウマになりましたが、とても素晴らしい作品だと思います。

この世界の片隅にの方は、不幸な描写は少なく、のほほんとした雰囲気の作品。直接的には表現しないけれど、主人公がみた戦争(第二次世界対戦)の姿を描いています。

のんびり屋のすずが成長して、次第に戦争について考え、自ら行動する。幼少期から大人になるまでの長い年月を描いているので、すずが成長する様子も見ものでした。

若い子が戦争アニメを見るならば、私はこちらの作品の方をおすすめします。
評判通りでした。大好きな作品です。

投稿 : 2018/05/22
閲覧 : 258
サンキュー:

15

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