岬ヶ丘 さんの感想・評価

3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態：観終わった

シリアスあり、世界観も広がり、でも結局

　おっぱい、っていうオチ。これまで積み上げてきた設定とかキャラの感情とか最終的に分かりやすくかみ砕くと結局それかい！、というね。

　全12話で前半は「月光校庭のエクスカリバー編」、後半が「停止教室のヴァンパイア編」という構成。また新キャラも多数登場し、担当声優陣も豪華な顔ぶれ。
　前半の聖剣にまつわる木場のエピソードは全体的にシリアスながら、木場のキャラの掘り下げという点ではよかった。やはりこの手の作品でも主人公の男友人との友情は大切。イリナの出番が前半に集中していたのはやや残念。
　後半のエピソードは新キャラのギャスパーの登場がやや遅かったことと、三勢力のトップ会談でのが聞きなれない用語のオンパレードがやや気になった。恐らく原作通りなのだろうが、原作未読者には少し優しくないかなという印象も。とはいえなんとなくは理解できたし、最終的にはあれで締まるのでまあいいか。

　ハーレムものとしては各ヒロインのサービスシーンはありつつ、主人公との恋愛距離感はまだまだ発展途上。バトルものとしては三勢力のトップや白龍帝・ヴァーリ・ルシファーが登場し、ますます世界観は広がる一方。どこまで広がっていくのか一抹の不安も感じるが、最終的にはあれでなんとかなるはず。余談ですが、「停止教室のヴァンパイア編」のEDはかなり攻めてると思います。

視聴日　18/5/20