「ハイスコアガール(TVアニメ動画)」

総合得点
83.3
感想・評価
563
棚に入れた
2027
ランキング
216
★★★★☆ 4.0 (563)
物語
4.1
作画
3.8
声優
3.9
音楽
3.9
キャラ
4.2
ネタバレ

noindex

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

おっさんを20年以上昔の美しい日本に連れて行ってくれるタイムマシンアニメ

SNK「この度は、アニメ化おめでとうございます。 SNKは全力でハイスコアガールを応援します!」
公式サイトのSNKのコメントがwまぁ昨日の敵は今日の友達ってやつかね…

レトロアーケードゲームが題材のラブコメ。
三角関係の結末がどうなるのか気にならなくもないが、アニメでは全然進まないまま終わりそう。原作も決着ついてないようだし。
この原作者はこれより「ミスミソウ」をやって欲しいって声があるね。BPOに苦情必至だろうけど。
最近同じ原作者の「プピポー!」を急にBD化してCMたくさんやってるのはこのアニメとのからみなんだろうか。

1話
ちょっと説明不足じゃないですかねえ…{netabare}ストIIのザンギがいかに使いづらいか、魔界村がいかに難しいゲームであるかを説明した方がいいと思う。ハルオにレッドアリーマーの恐ろしさを語って欲しかった。あとファイナルファイトも2面ボスのソドムが反則的に強くて1コインクリアは難しいゲームであることを描いて欲しかったな。
ファイナルファイトの錬金技は知らなかった。パンチハメはカプコンとしてはやって欲しくなかったのかなw
EDではレトロゲーの歴史をやっているがクレイジークライマーが版権が変わっていてニチブツでは無くなっているのが寂しく感じた。{/netabare}
2Dゲーが題材なのにキャラはフル3DCGだが、このキャラデザには合っている感じ。ゲーム画面は各社協力でオリジナルを使っているのでバッチリ。

2話
前半はコンシューマー回。
{netabare}ゲーム語りで目を輝かせる女の子とか男のロマンだよなーw
ただリアル世代としてはFF4を王道と言っているのが気になった。ATBやアビリティを導入したりと結構異端で斬新なRPGだったんだが。買ってきて説明書よんで「青魔導士!ラーニングとかそんなことができるんだスゲー!」と衝撃を受けたのを覚えている。ゲームに素直に感動出来ていた時代。
あとThe功夫を面白いだろと言っているが当時からクソゲー呼ばわりされていたが。PCEが大きいスプライトを使えるという技術アピールだけの駄作だよね。
つーか俺は当時はスーファミとセガマークIII・メガドラのユーザでPCEは疎遠だったけど。
後半の初代ストリートファイターはやったことあるぜ(自慢)。あのでかくて固いボタンはショック受けるよね。
二人でとぼとぼ歩くシーンは「スタンド・バイ・ミー」感ある。
ラブコメとしては晶がハルオに惚れる過程をしっかり描けているのがいいよね。{/netabare}ほとんどのハーレムラブコメアニメを「くっだらねえ…」と思いながら見ているが、これは「わかるわかる!」って共感できる。
あと母親役の新井里美さんがババア声じゃないのが良かった。

3話
今回はマニアックやなあw
{netabare}キャメルトライとかスペースガンとかマイナー過ぎwそのうちナイトランディングとかチェイスHQも出して欲しい。
餓狼伝説も出てこれから格ゲーブームが到来するが、現代人はそのブームの終焉までを知っているので一抹の寂しさも感じる。
晶が喋らないのが最後の号泣までの溜めになっていて良かった。{/netabare}
今時こんなに恋愛を丁寧に描いているアニメは珍しいが、今回の話は3DCGじゃなくて手描きのほうが良かったかなと思った。同じ作者のプピポーのような作画で。

4話
{netabare}中学生編開始。小春が出てきて勢いにブレーキがかかった感じ。
小春が男にとって都合良すぎるヒロインなんだよね。まるでエロゲギャルゲのキャラのよう。
あと声がいまいち。先生役の植田さんか母親役の石上さんのほうが良かった。
今回一番心躍ったゲームが小春のセリフに出てきたセプテントリオンという…スーファミのBG回転機能を駆使したポセイドン・アドベンチャーオマージュの斬新なADVだったわ。激ムズだったけど。何度やってもベストEDにはできなかったな。EDの音楽が素晴らしかった。
弟切草もやってたけどあれはフラグ条件が意味不明だった…でもかまいたちの夜よりは好きだったな。{/netabare}

5話
{netabare}今回もずっと小春視点。
モータルコンバットはちょっとやったことあるけどネタにはついていけないw
サムスピはやったことないけど下段パンチばかりでセコいことはわかった。
ベラボーマンってアーケード版はボタンを強く叩くほど手足が長く伸びてたけどあれって強度検知センサーとかあったのかな。
つーかカプコン除くとナムコ贔屓だよな全体的に。
今回はハルオの悪い所しか描かれなかったが小春は完全に惚れてしまうチョロインっぷり。そして晶が帰国…。{/netabare}

6話
{netabare}ハルオを独占できた小春のボーナスステージ終了。既成事実を作っておけば…とか後々後悔するのだろう。
イーアルカンフーから始めろは吹いた。
セガのアストロシティってこの頃からあったんだな。
待ちガイルと同レベルなのに問題視されない波動昇龍云々はわかるわ。俺はEホンダで百裂張り手と対空チョップばかりしてたな。
鬼塚さんに冷たくしない宮尾君はイケメンだとつくづく思う。鬼塚さんも晶には勝てないと思っていて最低限の分別はあるようだ。
ハルオは知識偏重で格ゲーマーとしての資質は欠けるよな…自分でもわかっているようだが。
晶は自分をライバルゲーマーとしてしか見てもらってないことにマジおこである。欲しいのはおかえりの言葉だろう。それを言葉でなくレバーでとか女子として以前に人としてありえない。{/netabare}
今回はゲームの内容をちゃんと描いていて良かったと思う。この回以前は紹介にとどまることが多かったが。

7話
{netabare}スーファミのファイナルファイトは1人用な上にガイが使えないんだよねーだから後からファイナルファイトガイとか出た。俺はメガCD版やってたけどね。
「恋に待ちガイルなんてねえ」は名言。宮尾は「間違える」と勘違いしてたけど。
パロディウスはスーファミ版の実況パロディウスが好きだったな。八奈見乗児さんの実況が絶妙で。
小春がいい加減にここで告白しておけば…という展開になりそう。私は噂になってもいいと事実上の告白はしたけど、ハルオは聞いてないオチ。{/netabare}

8話
{netabare}ゲームプレイをちゃんと描いているのは面白いんだが、晶がPが使えていなかった。それ普通会場の誰かが気付くよね?(最初だけダブルラリアットを出しているが、その後に驚いた顔をした後はずっと使えていない。フライングパワーボムはKで出せるんだな)
あと流石に今回は晶いい加減喋れよと思った。
今回はハルオがゲーム以外の事に目を向けるきっかけの回か。{/netabare}

9話
ゲーム黄金時代のきらびやかなゲームハードやソフトの名を聞いているだけで涙が出そうになる。
{netabare}俺はVFはカゲマルを使ってたなー。
なんでカラテカやってんだハルオw
ヴァンパイアは続編のヴァンパイアハンターの方がヒットしたよね。少しやってたわ。
そして晶への恋を自覚したハルオ。小春の敗北が確定…小春はもっとアタックすべきだったと後悔し続けるのだろう。
三者面談は声的に士郎が遠坂凛に説教されてるみたいだったw
ハルオと晶は心では結ばれたが、また離れ離れに。と言っても日米程の距離じゃないのだが、ハルオは気持ち的に萎えそう。そこに付け込みたい小春であるが…。
次から高校生編か。{/netabare}
ハルオが中坊にしては達観しすぎなので、まるでおっさんが子供の頃にタイムリープして精神が憑依したように感じる。

10話
相変らず数々のゲームタイトルを見ていると嗚咽にむせびそうになるが、今回はガチな格ゲーネタで分からない所が多かったな。
{netabare}イーアールカンフーは笑ったけど。
SNKとはバッチリ和解してSNK格ゲーもたくさん出てきてた。
ハルオは結構いい高校に入れたようで勉強の才能はかなりあるのではないだろうか。
小春のハルオに勝ち続ける戦略は原作の先の方を見る限り間違っていたわけだが、逆に接待プレイをしてかわいい女だと思われるのが良かったのだろうか?{/netabare}

11話
爆笑したwwwwwwww{netabare} ネオジオCDのロードなげえwwwまぁネオジオはやったことないんだけど。
バーチャコップやりながら女子の恋バナいいね。
イーアルカンフーほんとにやっててワロタ。
ハルオって自分をダメ人間だと思ってるけどかなり勤勉だよな。
スパルタンXでつかみ男振りほどくのは面白い演出。
バーチャルボーイの実物出してほしかった。{/netabare}
この作品は本当に演出が良い。奇跡の存在。
次で最後だが分割2期あるといいんだが。

12話
{netabare}くにおくんかードッジボールより後はやったことないんだよな。
二人はもはや夫婦。もう割り込む余地はない…。
プリクラは1995年登場でちょうどこの頃なのか。まだ機能少なそう。
小春!この時プレステをあげてしまえば…。
ハルオママはこの三角関係をどう見ているのか。
そして予想通り小春の告白で終わり。ここで切るんじゃなくて、後日どうするか宮尾に相談する所で終わらせた方が良かったと思うが…OP削れば入ったよな?{/netabare}
続きはOVAとネット配信で。ReLIFEや殺戮の天使などこのスタイルがどんどん増えているわけだが、問題はこの作品はNetflix独占配信であることだな。ネトフリじゃ見ないわ。

【総評】
この作品が面白いのは登場人物の成長と2D格闘ゲームの興亡がリンクしている所だと思う。
ハルオたちが小学生の頃に格闘ゲームがストIIによって確立され、中学生で格ゲーは全盛期を迎えるが、高校生の頃には内容の複雑・マンネリ化や3Dハードの登場によって、2D格闘ゲーの人気に陰りが見え始める。
2D格闘ゲームの進化とその結果の行き詰まりと、主人公たちの成長、思春期、少年少女から大人になるまでの過程における苦悩がリンクされることで、見事な相乗効果が生まれている。{netabare}小春が3Dは苦手と言うセリフで、彼女が春雄と晶についていけずに脱落してしまう存在であることを示している。{/netabare}

もっと広い視点で言うと、9話のハルオの{netabare}「俺達ガキが時代の変化を目の当たりにできる場所ってのはゲーセンなんじゃねぇのかって俺は感じたぜ」{/netabare}と言う言葉で表されているように、ビデオゲームの興亡にはこの日本という美しい国の戦後の発展が象徴されているのだ。
私は国の文化レベルの高さはその国の作るゲームに象徴されると思っている。なぜならビデオゲームにはその国のテクノロジーとデザインセンス、シナリオや絵や音楽といった工業と芸術の文化レベルが凝縮されているからである。自動車は産業の米と言うが、そうであるならばビデオゲームは産業のおかずと言えるだろう。
そしてかつて日本のゲームは世界一だったのだから、それすなわち日本は世界一の文明国であったと言えるのである。
しかしその素晴らしい文化も、忌わしきXBOX360・Wii・そしてソシャゲにより破壊されてしまった…ゆえに私はゲームを捨ててアニオタになったのだが(だから私は箱〇のキラーであったアイマスとシュタゲへの憎悪がどうしても抜けない)。
その日本と言う国の発展と挫折の歴史をこのアニメは端的に描いてくれている。本当にいいアニメを作ってくれたなと思う。

原作との比較では元々この作者はホラー漫画家で、トーンによる影を駆使したキャラの暗い表情が特徴的だが、アニメは3DCGでそれが全く再現できてない。
でもアニメはこれはこれでライトタッチな絵でいいと思う。あの絵を手描きで忠実に再現したら不気味に感じて見ない人もいるだろう。

投稿 : 2018/09/29
閲覧 : 615
サンキュー:

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