をれ、 さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
美形キャラと変顔キャラ
ギャグアニメであることは間違いがないが、リア充になりたい人、喋れそうで英語が全く喋れない人、英語が得意そうで不得手な、3人娘の学校生活を中心とした日常物語。
私的に、爆笑したお話と全く笑えないお話がだいたい半々で同居しているが、これは私の方に問題があり、この作品のネタの良し悪しとは無関係だ。自分がこの少女たちの年代だったら、そんな両極端な状態にはならなかったのではと思う。つまり、現在学校生活中または、ついこの間まで学校生活をしていた人が対象のギャグに感じられた。それは私が、学校生活特有の制約から解放されて久しく、その存在の記憶さえも忘れてしまっているくらいだからだろう。誰もが笑い転げるネタというのは案外ムツカシイものなのかもしれない。なお、これは同季に放送された、「ちおちゃんの通学路」の方がより顕著かもしれない。
美形キャラの作画がすごい変顔キャラになるのは、確かに意表をついている。でも、やがて慣れてしまって新鮮味が薄れてしまい、飽きてしまうのでは?と見始めて思ったが、結局全話完走できてしまうほど、最後まで飽きがこなかった。それは建前と本音、高貴と下衆、上品とお下劣のような当たり前に人が持つ二面性が上手く誇張されて表現されているからなのだろう。