ネーヤの存在を受け入れられるかどうかで、評価が大きく変わってくる無限のリヴァイアス(TVアニメ動画)

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「無限のリヴァイアス」

よみがな:むげんのりヴぁいあす

放送時期:1999年秋アニメ(1999年10月〜)

★★★★☆ 3.8
物語:4.0 作画:3.5 声優:3.7 音楽:3.8 キャラ:3.8
総合得点 79.0
感想・評価 862
棚に入れた人 5161
ランキング 241
2137年、大規模な太陽フレアによって出現した高密度のプラズマ雲が黄道面を境に太陽系の南半分を覆いつくし、地球も南半球が壊滅、17億もの人命が失われる被害を受ける。このフレアは「ゲドゥルト・フェノメーン」、プラズマ雲は「ゲドゥルトの海」と名付けられた。2225年、地球の衛星軌道にあった航宙士養成所リーベ・デルタは何者かの襲撃によって制御不能になり、ゲドゥルトの海へ突入してしまう。しかしその時、リーベ・デルタ内部に隠されていた外洋型航宙可潜艦「黒のリヴァイアス」が起動した。教官たちは全員殉職し、リヴァイアスに避難できたのは少年少女ばかり487人。彼らはなぜか自分たちを救助してくれるはずの軌道保安庁から攻撃を受け、戸惑い、混乱しつつもこれと戦い、そして更には密閉された極限状態にある艦内では、艦の指揮権や物資の配給を巡り少年少女同士が陰惨な争いを繰り広げながら、火星圏から土星圏、天王星圏へと当てのない逃避行を続けていく。(TVアニメ動画『無限のリヴァイアス』のwikipedia・公式サイト等参照)

ワドルディ隊員さんの感想・評価

2018.10.08 13:36 ワドルディ隊員の評価 | 観終わった| 226が閲覧 ★★★☆☆ 3.8 評価対象: 無限のリヴァイアス(TVアニメ動画) 物語 : 4.0  作画 : 3.5  声優 : 4.0  音楽 : 3.5  キャラ : 4.0

ネーヤの存在を受け入れられるかどうかで、評価が大きく変わってくる

このアニメは、谷口五郎氏が初めて監督を務めたTVアニメである。
専門用語が豊富な上、劇中では説明されないことがほとんどなので、
専門用語を事前に踏まえた上で挑戦すると理解がしやすいと思われる。

内容を一行で言い表すと、孤立した航宙艦内における
若い民衆がグループ内で次第に分裂していく群像劇だ。
他の方が指摘している通り、蠅の王の影響を受けているため
各キャラクターの立ち位置と人間関係、心理状態といった要素に
焦点が当てられている作りになっている。

ちなみに、ネーヤの酷評も含まれているため
彼女に思い入れのある方は見ないことを推奨する。

まず良かったところから。
群像劇を描いた作品ということもあり、見ごたえのある
ストーリー構成になっていた。
月日が流れるにつれ、勢力が変化したり、治安が悪化するなど
といった展開をきちんと取り入れているのは高評価。
また、そういった出来事を通じ、たびたび衝突する場面を描くことで
緊張感を生み出すことに成功している。
キャラクターが発する台詞で考えらせられることも多かった。

好きなキャラクターも何人かいたのだが、
一番好きなのは、やはりルクスン・北条。
艦長を務めていた頃は、実力が伴っていない上
プライドの高さが浮き彫りとなった哀れな奴だったのが、
パットとのやりとりを通じて一番成長したキャラクターだと私は思う。
所々プライドの高い場面が気になったものの、機転が利いていたり
上手いことリーダーシップを取れるまでになっていた。

仕舞いには、理不尽なことをされても責めなかったり、
自らの無能っぷりをネタにしてしまうのだ。
いやー、ここまでの存在になるとは思ってもいなかった。誠に感服した。

主人公である相葉昴治も、好きなキャラクターの部類に入る。
当初は、技量が高くない上に、状況に左右されやすい奴だという
認識が強かったが、持ち前の柔軟性や協調性を活かし最後まで
立ち向かった強人物だ。

時々、愚痴を吐いたり、ため込んでしまうこともあるが
覚悟を決めた時の彼の成長っぷりは凄かった。
無論、彼の事が嫌いな視聴者もいるのは
理解できるが、最後の最後まで抗った点を私は評価したい。

気になるところもいくつか見受けられた。
様々なキャラクターが出てくるのは、作品の性質上
仕方ないことなのだがリヴァイアスに乗船していない
キャラクターもかなり多いのだ。
また、リヴァイアスとの戦闘とは直接関係ない人物も
出てくるため、初見で理解するのはかなり難しいと思われる。
時と場合によっては相関図が必要になりそうだ。

後、説明不足な点があまりにも多い点はぬぐえない。
中盤辺りから、巨大ロボットを用いた戦闘シーンが増えていくのだが
そこにおいても専門用語がこれでもかと言わんばかりに出てくるため
混乱を招きやすい。故に疲労感もたまりやすい。
只、戦闘シーンのテンポは比較的いいためその点は評価したい。
とはいっても、wikiなどで情報を調べながら
視聴したいと感じる自分もいた。

この作品における一番の弱点は、スフィクスである
ネーヤの存在そのものだ。
前述したように、劇中での用語が説明されていない点
で一番割を食らったキャラクターともいえる。
序盤から徘徊するのは勿論の事、他のキャラクターの台詞を
代弁しているケースも多い。たまに喘いだりもする。

早い段階でネーヤがリヴァイアスと関わりのある人物だというのは
把握できたものの、いくらなんでも説明が足りなさすぎる。
一応、ネーヤの正体は明らかになるが、それは
物語の終盤に入ってからなのだ。名前が判明するのも遅すぎるし。

冒頭やいいタイミングで急に出てくるのもあいまって、
どや顔で決めセリフを言っている電波女にしか見えなかった。
ネーヤがいるシーンで確実にテンポが悪くなったのは言うまでもない。
ネーヤファンには誠に申し訳ないが、かなりのストレスを
感じてしまった。私には休み休みで見るのが精いっぱいだった。
一番好きなキャラクターは終盤まで
見つけられなかったが、一番嫌いなキャラクターは
早くに見つけられたのが唯一の救いか。

劇中では、10分程の回想や、後日談があったような
気がするが、それをするくらいなら
ネーヤあるいはコンラッドに関する話に回してほしかった。
ぶっちゃけ、後日談に関しては蛇足なので
25話編成で全く問題ないと思う。
まあ、今更こんなことを書いても仕方ないのだが。

ぶっちゃけ、ネーヤがいなければ名作の域に
達するアニメだと感じた。疑心暗鬼な展開を好む方なら
ハマる作品ではないかと思われる。
個人的には良作だと思う。

 サンキュー(16)

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