「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星(アニメ映画)」

総合得点
71.3
感想・評価
90
棚に入れた
482
ランキング
1328
★★★★☆ 3.8 (90)
物語
3.7
作画
4.0
声優
3.8
音楽
3.6
キャラ
3.8

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ネタバレ

かずなみ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

THE ORIGIN最終章

長らく続いてたガンダムジ・オリジンも最終章。

そしてついにサブタイトルの通りに、赤い彗星と
化してジオン最高の戦士となるシャアと、ガンダム界最大の海戦であるルウム海戦が始まる。
そしてついに旧ザクではなく、正真正銘のザクⅡが戦場を駆け抜ける。
シャアも黒い三連星もみんなザクⅡに乗り換えていて、テンション上がるのは間違いない。

今まで一般的にルウム海戦はとにかくジオン側のMSを連邦軍は戦場で目撃するまで存在も知らなかったのが定説だったが、リメイクにより、ドズル中将の適切な作戦構想及び艦隊運用とシャアと黒い三連星が主体のザクの大部隊、「特別強襲大隊」の連携によって連邦艦隊を混乱させたようになっていた。

昔から、戦場で確認するまで存在も知らないなんて連邦軍の情報戦能力はどこまで低いのか。と疑問に思っていたが、より良い形に修正されていた。

また、初戦ではティアンム提督率いる連邦宇宙軍第二艦隊と交戦するが、「連邦軍最強」の艦隊に相応しく、序盤のジオン軍はかなり押され気味である。
そもそもムサイしかいないので当たり前だが。

そこから、ドズル艦隊の反転、全消灯単縦陣突入、ザクの奇襲、とジオン側に一気に流れが傾いていくのは、ご存知の通り。

そしてレビル将軍が捕虜となり、連邦軍は前代未聞の大敗北をするわけである。

今まで、ルウム海戦といえば、名前だけはガンダム界では実に有名で、何が起きたのかもよく知られていたが、今回ついに映像化されて、イメージが固まったと言える。

さらにその後、南極条約締結に至るまでの、レビル将軍の「ジオンに兵なし」演説となるわけであるが、そこに至るまでの裏工作もなかなか面白かった。

また、ラストシーンにはホワイトベースクルーのその後どうなるのか、が説明され、ちょうどガンダム第1話に繋がるようになっている。

アニメ版ジ・オリジンはここで終了だが、原作はそのまま話が進んでア・バオア・クーまであるので、こっから先が見たい人は原作を買おう!


ガンダム作品全体に言えるが、話が続き物の宿命か、ガンダム世界の流れがわかってないと面白くない。基本的に敷居が高くなっているのは事実。(ユニコーンなんかは完全に一見さんお断りだし。)ジ・オリジンはリメイク版なので、比較的初心者にオススメな部分もある。

兎にも角にも、リメイクされて綺麗な画質でルウム海戦やシャアザクが観れるだけでも価値はあると思う。

投稿 : 2018/12/05
閲覧 : 229
サンキュー:

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