dbman さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
戦隊ヒーローをJKがやってみた
ディオメディア制作によるオリジナルテレビアニメ
女子高生たちが、戦隊ヒーローなどをモチーフにしたご当地ヒロインとしてショーを行い町興しをしていくといった物語。
2017年の放映当時はこの作品を知らなかったけれど、“アクションヒロイン”というテーマが気になったので視聴したところ、全12話を一気に観てしまうほど大変に面白い作品でした。
何の情報も知らずに観たので全話視聴後に調べたところ、作中では幾つかの他アニメ作品のネタが盛り込まれていたようで、おそらくそのほとんどが分かりませんでしたが(というより気づかなかった)、まったく問題なく楽しむことができました。
特撮ネタに関しても、どなたでも幼少期に戦隊ヒーローショーというものを見た事があるだろうし、なかったとしてもどんなものかは知っていることと思われるのでこちらも問題なさそう。(野球やサッカーをやったことなくてもそのルールはなんとなく知っているというレベルの知識があれば)
メインとなる登場人物は9人いるので、序盤は少し心配してしまったが、それぞれ丁寧にスポットを当てていることや、各々が個性的なキャラクターだったので、すぐに把握することができました。どの子も魅力的なキャラばかりでしたが、底抜けに明るい主人公・赤来杏(声:伊藤美来)、高飛車お嬢様キャラのムラムラ(声:白石晴香)、ボクっこ少女・桃井はつり(声:豊田萌絵)がお気に入りでした。
物語は、第1話から面白かったけれど、第3話からさらに面白さが加速していき、「続きはよ!」からの「続きはよ!」状態で、あっという間に観終えてしまうほどハマってしまいました。作中では、見どころが多すぎるので抜粋するのが難しいけれど、杏とムラムラの絡みは本当に面白くて毎回笑わせてくれました。エピソードとしては第8話と第9話が強く印象に残っており、第9話でのクライマックスシーンでは感涙してしまったw
低予算アニメということで、作画に関して気になってしまうところはあったものの、それを上回る面白さで作品全体として十分に楽しませてもらいました。欲を言うならば、全12話では物足りなさを感じたのでもっと観たかったなあというのが正気なところ。作品の知名度からして難しいとは思いますが、ぜひとも続編を期待するばかり。
▼キャスト
城ヶ根御前:M・A・O
赤来杏:伊藤美来
黒酒路子:村川梨衣
緑川末那:広瀬ゆうき
青山勇気:石田晴香
青山元気:石田晴香
黄瀬美甘:山崎エリイ
桃井はつり:豊田萌絵
紫村果音:白石晴香
神栖真心/カミダイオー:渕上舞
▼制作
アニメーション制作:ディオメディア
監督:草川啓造
シリーズ構成:荒川稔久
キャラクターデザイン:井出直美
音楽:水谷広実(Team-MAX)
▼主題歌
オープニングテーマ「情熱☆フルーツ」歌:トキメキ感謝祭
エンディングテーマ「陽の当たる場所」歌:トキメキ感謝祭