をれ、 さんの感想・評価

3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態：観終わった

いつものごちうさでした、いつも通りに癒されました

（2019/01/04視聴記念書込）
年明放送を録画したのを視聴しました。作中で愛らしい少女や幼女キャラがカワイイ仕草をします。特に何と言う事のない他愛もないお話です。深く感動するようなことは無いですが、展開がモッサリしているわけでも、少ないわけでもないので、退屈して早く次に行ってくれと思うことは少なかったです。ほとんどの人は本作を視ると癒されるのではと思います。
　　声優さんの演技が過剰になったり不自然になると、アザとさのようなものを感じやすいタイプの物語＆演出ですが、流石に第一線のベテランばかりなのでそんなことは微塵も感じさせません。
　　私的に癒された場面は、リゼが縫いぐるみを指に沢山傷を作りながらも手作りして、チノちゃんにプレゼントした時の場面です。「どこで売ってるの？」というチノちゃんに、「軍事機密だ」と答えます。これは父親が軍人で本人もミリヲタのリゼにとって最も知られてはならないことの比喩だと思いますが、もちろん本人にしか意味がわからない可能性が高いです。「何だ教えてもらえないのか」とチノちゃんはそう思って、ちょっと落胆したことでしょう。でもある日、縫いぐるみの縫い目を見て手作りであることに気付きます。プレゼントしてもらった時リゼの指に多数の絆創膏が貼ってあったことも思い出します。加えて、当初は針や糸に不慣れだったが、立派な縫いぐるみを作れるようになるまで努力したことも理解した筈です。そのときチノちゃんはリゼが自分のことをどんなに想ってくれていたかに気付き、リゼを(ますます)好きになったのでは、と想像(妄想)します。
　　本作は癒し系初心者からベテランｗまでお勧めできる良い作品だと思います。

以下は自分語りがウザイ書込で私の自己分析です{netabare}
　私的に、本作シリーズは好みのジャンルの筈なのに、何故か癒される程度が少なく感じます。それで、本作シリーズが、自分にあまりマッチしない理由を少し考えてみたのですが、一言でいえば自分に問題がありますｗ。
　　他の日常ゆる系の比較的カワイイと感じるキャラはどういう設定かと言えば、ちょっとだけかわいそうな子、アホの子、ダメな子、コミュ障気味な子などで、それでいて頑張る子にカワイイを感じます。つまり何かしてあげたくなる(おせっかい！)ような子がカワイクて仕方がないですｗ。頑張る子というのは、状況が良くないことを認識して、傍目には自己解決できなく見えるので、手助けが必要と解釈します。
　　これは偏に私の無力の表れです。能力が高く大きな力があれば、どんな子でもたいてい助けられます。しかし私は全くそうではないので、簡単に手助けできる感や直ぐに頼られる感や何でも感謝される感、の子ならば何とかなりそうだと妄想するからだと思います。
　本作ではリゼとチノちゃんは特にカワイク感じます。アホの子設定の子があと二人ほどいますが、放置しても大丈夫そうなので、それほど気に留まりませんｗ。本作の登場キャラは自己解決能力が意外に高く、かつ支援体制(ココアとかリゼとか)が整っているので、自分の妄想が捗らないからなのかもしれません。
{/netabare}