「revisions リヴィジョンズ(TVアニメ動画)」

総合得点
70.6
感想・評価
306
棚に入れた
1130
ランキング
1472
★★★★☆ 3.3 (306)
物語
3.2
作画
3.4
声優
3.5
音楽
3.4
キャラ
3.1

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北山アキ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

歴史はリヴィジョンかリバースエンジニアリングの対象

最後まで観て
後半から狂気と同時に面白みがが減った。

6話まで観て
前半で早くもミロが優生学的価値オーダーが当然の世界から来たことがバレた。
でも、ミロの立場が無くなるより、ニートさんの選民思想にジェット燃料を注ぐ結果になってしまった。
と思ったら、精神攻撃を受けて肥大化した自我の象徴であるパペットごと圧し折られた。
でも、まだ完全に去勢されてはいないから、まだまだイキれそう。
アーブと修正主義者が善玉と悪玉ではないので、そこに逆転のモラル・ビクトリーの余地は残っている。

5話まで観て
水も食糧もよく続いてんな。
下水処理も火も無いからパンデミック一歩手前のはずだが、すごく落ち着いてるな。
こんな世界じゃ主人公がイキれないじゃないか。
(危険任務の代価で)特権階級に祭り上げられ、満たされ、社会の一歯車になっちゃったじゃないか。
2話時点で透けて見えたポストモダン的な喪失感を失い、飢えを失い、反システム性を失い、ただ幼いだけに無害化(システム的な意味)されてしまった。
失速気味で残念。

一方で、Cパートでミロのヤバさが見えたとこは良い展開になるかも。
現代の人権思想は命の重みになるべく差をつけないよう振る舞うものだけど、ミロの発言からは別の価値観が読み取れる。
あとは歴史修正主義者がどうなのか。

2話まで観て
これは面白い。
パラノイア主人公いいね。
平和な日常の中で居場所のなかったパラノイアが、内的世界で願望していた極限状況と力を与えられて自己陶酔・正当化を強め、ひいては自己神格化しそうな勢い。
不幸を糧にするナルシスティックで万事責任転嫁なガキの空気を存分に振りまく演技も良い。
すぐに「頂きものの力」に呑み込まれて深淵を覗くことになるかもだけど。
どんどん餓死者が出そうな状況でのsurvival of the fittestもあるのかな。

投稿 : 2019/04/06
閲覧 : 273
サンキュー:

7

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