「あした世界が終わるとしても(アニメ映画)」

総合得点
66.3
感想・評価
86
棚に入れた
344
ランキング
2836
★★★★☆ 3.4 (86)
物語
3.1
作画
3.6
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.4

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ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

SF設定はかなり考えてたと思う。

SF設定としては所謂、我々の宇宙以外に更に同じようで歴史も文化も違うもうひとつの宇宙が存在する「多元宇宙理論(パラレルワールド)」の話だったが、藤子F不二雄先生が考えそうな内容ではあるものの、最近の少年漫画作品よりは挑戦的でしっかりした内容のアニメ映画だった。

一方の自分と相対する「もうひとりの自分」が死ぬと同時に、自分も死ぬという設定が本作ではストーリーにきちんと収まっていて破綻なかったように思える。

しかし、前半のナレーションや後半の物語展開がやや強引な気がするので、劇場館数が極端に少なく配給会社が配給を渋っていた理由は、そういった未熟さがあり映画としての完成度が若干薄かったからかもしれない。

なにせ基本若い監督(30代前半)らしいので、「ペンギンハイウェイ」でも思ったが、いきなり「サイコパス」のようなしっかりとしたSFは無理だろう。

しかし、SFとしての見せ方、キャラクターデザインなどは非常に高いセンスを感じたので、今回は振るわなかったとしても、次回作が気になる監督だと思う。

あと、「ペンギンハイウェイ」よりは理論的でSF的だったのも良かったです。

投稿 : 2019/07/16
閲覧 : 332
サンキュー:

8

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