RFC さんの感想・評価

4.0
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

異世界転生もの　コメディ全振り

あまりにご都合主義の臭いがしたので一度１話切りしたものの、
あにこれでの評価が高かったので、再度チャレンジ。

【作品概要】
　現代日本のひきこもりオタクの高校生　佐藤和真が
　事故にあいそうになった女子高生を助けた結果自身が死亡。
　（事故は和真がほっといても起きなかったので無駄死に）
　この辺は幽々白書っぽさを感じます。

　転生先にRPGにありそうなファンタジー世界を選びますが、
　水先案内人の女神を巻き込んだところで物語は始まります。

【作品に関する感想】
　女性キャラのデザインは王道で、文句なく可愛いです。
　ただし人格的、ビルド的にいろいろ問題オオアリです。
　主人公佐藤和真はラノベにありがちなあまり魅力を感じないダメ男です。

　視聴タイミングが悪く、異世界転生ものに飽きが来ていたころで、
　設定にうんざりしていましたが、コメディ全振りの物語が
　ちょっとだけ差別化できていたかと思います。
　
　作品を通じての物語の進展はほぼありません。
　ゲームとコメディが好きな方にはお勧めです。
　逆にこれに該当しない方には引く作品かもしれません。

１）物語
　１期通じての進展はなく、ネタが詰め込まれた単発の小話が
　続く感じでした。
　ところどころ笑えるネタはたくさんありましたが、
　評価は普通です。

３）声優
　コメディ全振りな作品の性質上、
　やけっぱちな絶叫セリフが必要なシーンが多く
　そういう演技は良かったと思います。

４）音楽
　ED「小さな冒険者」がゆる過ぎて印象的

５）キャラ
　①アクア
　　見た目は王道ヒロインですが、言動が高慢で自堕落過ぎて
　　魅力を損なっている残念な女神。
　　この娘のスカートの下は一体どうなっているのかと
　　キャラデザ担当の人に伺いたい。

　②めぐみん
　　一発屋。
　　ヒロイン属性が一番高そうではありますが、能力がピーキー過ぎます。
　　屋敷の夜でヒロインポイント大幅増でした。


　③ダクネス
　　まるで昔のRPGでの制約【名前が４文字以内】の影響を受けた
　　かのような名前の娘。どMの変態。
　　キャラ設定が極端すぎていまいち好きになれませんでした。
　　ドM設定の割にサキュバスのくだりでは妙に初々しかったりで
　　よくわかりませんでした。

　④ウィズ
　　多分物語をカットされたと思われる道具屋の店主。
　　強力な魔法使いでありながら極端な小心者で、
　　アクアにびくびくしながら接客してるのは笑えました。
　　私のつぼにはまったキャラだけにもうちょっと彼女の話が見たかったです。
　　
６）笑えたシーン
{netabare}
　①アクア逆流
　　普通モザイク処理されるところですが、
　　七色だったのに笑いました。

　②アクア・めぐみん喰われる
　　巨大カエルの討伐クエストでのシーン。
　　割と無抵抗にはむはむされてたのに笑いました。

　③アクア、紅茶のティーバッグ
　　酷いですが的確な例えでした。
　　ドナドナみたいな歌を放心状態で歌ってたのも○。　　

　④ダクネスVSデュラハンのかみ合わない会話
　　ダクネスの妄想でどう考えてもデュラハンが変態に勘違いされる
　　シーン。まあ、後でデュラハンも変態に違いないことが
　　発覚するんですけど。

　⑤デストロイヤーの製作者の日記
　　あまりに適当過ぎて唖然。
　　あのー、国が滅んでるんですけど。

{/netabare}