をれ、 さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
よくわからないw。でも視る人が視ればスゴイ作品なんでしょうね..
いつものように視聴前に情報を集めずいきなり視聴。
視聴動機は、有名な作品であることなど。某Prime特典にて視聴。
極個人的なことですが、下書きホールド期間がついに3年に達したので、ちゃんとした文章をワタシが書けるようになることを、もうあきらめてwテキトー感想を書くことにしました。
公式サイト;
http://timeofeve.com/
オープニングのスクリーンに表示されているGUIがMacポイなぁぁとか思いながら視聴開始。ダンプ・ファイルみたいなログを見てどうするのですか、もっとわかりやすい表示にするツールを何故使わないのですか、そこじゃなくて右側の方に文字が表示されている筈などと、全くどうでもいいことが気になるw。
ドリ系(アンドロイドを人間であるかの様に扱ってしまうある種の依存症。);ギリシャ神話のピグマリオンの有名なお話にもある通り、人の形をしたモノを人の様に感じるお話は古代から沢山あると思います。近年AIブームですが、本作に登場するような高度のAIが実現されるのはまだずっと先じゃないかと思います。でも、いつ実現するかより費用、つまり人間のハウスメイドの給料と比較してアンドロイドのサービスを格安で手に入れられる未来が本当に来るのでしょうか。ワタシん家では予算がもったいなくて、ロボット掃除機さえムリです。
などと者に構えた視方で、作品を半ば拒絶しては楽しめないし、作品の意図や主張の理解から遠ざかってしまいます。
それで、この作品で取り上げられているテーマは何なのでしょうか。いつもよりは少なくとも少しは頑張ってみましたが..残念ながら、いつもボケーと考えること無しに視ているワタシでは、理解できませんでしたw。
それで、ワタシ的にちょっと気になったことだけを書いてみようと思います。SF作家のアシモフが小説内で唱えたロボット工学三原則が出てきました。①人間に危害を加えない。;もうこれは今の時代信じられないですね、高度なAIを積んだUAVが自動で敵軍を攻撃する未来は直ぐそこだと思います。さらに軍事的に損耗率が著しく高い、市街地やジャングルの掃討戦で、その目的のために作られた軍事用ロボットも完成していることでしょう。つまり自動機械VS人間の兵士の戦闘です。②人間に危害を加えない限り人間の命令に服従しなくてはならない、③人に危害を加えず、人間の命令に反しない限り、自己をまもらなければならない。∴ロボットは嘘をついてもかまわない、だからロボットは信用ならない。人のために内緒/秘密を持ち噓をつく可能性がある、このことに主人公は過剰反応していましたが純粋さよりも未熟さを感じ嫌悪感さえ感じました。あるいはアンドロイドは人よりも著しく愚かで嘘が吐けない程度の思考力でないと認めないのでしょうか、ならば多様で高度なコミュニケーションなどまず不可能でしょう。そして主人公やその友人は、私が思う限り、コミュニケーション能力が件の喫茶店にいるアンドロイドよりかなり見劣りします。加えて自分の思っていることをぶつける勇気もないのでしょうか。視ていてそう感じたので短気な私はイライラしました。唐突な話をしますが、文章の読解力がないために2018年のAIよりも能力が高くない人間が少なからずいるというのを聞いたことがあります。ならば、このアンドロイドへの嫌悪感というのは、起きうることというの自然なことなのかもしれません。
ところで、何故アンドロイドは人型をしているのでしょうか、それは人の存在の代わりになるという暗黙的な社会的同意があるからなのでしょうか。私にはアンドロイドはそういうもの、程度のしか考えが及ばないですが、人型故に前述のドリ系が捗るのでは、と思います。言わばドリ系はロボットが人型故の所産と思ったりします。動かない/話さない/意思疎通などできる訳がない人形と違って、アンドロイド依存やアンドロイド中毒の度合いは桁違いに大きくなると思います。
今度は、本作のアンドロイドのアイデンティティ?について書いてみようと思います。作品中で、壊れかけの旧式のロボットが身元関連情報を削除され不法投棄されていましたが、そのロボットは名前を誰かに覚えていてもらいたかったようでした。このことはアイデンティティ回復のお話をしていると感じ、それは人間や社会の考え方を人間同様にロボットにコピーもしくは強制していて、このことは、人でないものを人の社会の構成体として捉えられていることを暗示していると感じました。アイデンティティは社会的に見た自分が描くイメージのようなものだと思うからです。もしかして本作の中心テーマはその辺にあるのでしょうか。ワタシでは分かりませんw。
この感想のまとめとして、人型をしているが人ではなく、人と同等以上のコミュニケーションができる存在としてのアンドロイドと人間が日常を一緒に過ごすことで重ねられる記憶や歴史の積み重ね、人とは異なる優れた能力や逆に不完全な能力がどういう意味を持つのか、などについてもっと見たかったというのが感想です。