「坂道のアポロン(TVアニメ動画)」

総合得点
86.3
感想・評価
2167
棚に入れた
10034
ランキング
199
★★★★☆ 4.0 (2167)
物語
4.0
作画
3.9
声優
3.8
音楽
4.4
キャラ
3.9

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ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

あの曲Moanin'っていうやつだったのか

1960年代の長崎を舞台にした話。だからこそ坂道。時折、坂道が心理描写に使われる。話はジャズを通して高校生の不安定な心を描いている。とりわけ薫が不安定すぎる。苦手なタイプかも。学生運動の話もあり、社会の不安定さも少し描いている。凄く面白いというわけではないが、そこそこは楽しめたと思う。

恋模様も描いているが、四角関係かと思ったけど、中盤まで一方通行。
育ちの良い典型的なお嬢様タイプが自堕落男を好きになって支えるし、むしろ、引っ張る話はよくあるけど、百合香もその典型みたい。彼女の父親が交際を認めたくない気持ちが凄く分かる。本人が幸せならそれでO.K.です。あとは薫と千太郎がお互いに気を遣う展開も。

常々思っているけど、ピアノを弾ける奴って格好良い。クラシックもいいけれど、ジャズの演奏も好きになった。聴くかどうかはまた別。

律子可愛かったなあ。{netabare}一度は振られた薫だったけど、律子が逆に好きになってきて手編みの手袋をプレゼント。期待する気持ちもあるけど、今まで律子が千太郎のことを好きだった事実を考えると少し不安になるのも分かる。でも、いきなりキスするくらいの行動力あるのになあ。とか思っていたら、さすが情熱的な告白。{/netabare}

最後の文化祭付近がクライマックス。{netabare}千太郎は妹をバイクに乗せて事故にあってしまう。妹に怪我をさせて悲しむわけだが、薫がしっかり慰める。そうかと思えば、千太郎が突然消えてしまった。最終話では心にぽっかり穴があいてしまった薫が描かれる。不安定なせいで律子を傷つけてしまう。しかも、東京の大学に進学。そして、8年経過して薫は医師になり、星児が芸能界に。薫は偶然、百合香に出会い、ある写真を見せてもらうとそこには千太郎らしき人物が。急いで、電車に乗って探しに行く。千太郎が関わると大体、大きい白い布被せてあるな。千太郎は神父のようなものになってたみたい。けれど、自然とセッションできてしまう。まさに唯一無二の親友。ショートカットになって大人になった律子とも再会し、その後がどうなっていくのか気になる。どうでもいいけど、丸尾がもてていて羨ましい。{/netabare}

OP
坂道のメロディ 歌 YUKI
ED
アルタイル 歌 秦基博 meets 坂道のアポロン
音楽は僕の好きな菅野よう子が担当。控えめに言って最高。


話の大筋は以下
{netabare}
1966年初夏、男子高校生・西見薫は船乗りの父親の仕事の都合で、横須賀から長崎県の佐世保市にある佐世保東高校に転校した。
転校初日、同じクラスのバンカラな男・川渕千太郎との出会いをきっかけに、ジャズの魅力にはまり、薫の高校生活は思わぬ方向へ変化していく。更に、薫は千太郎の幼馴染である迎律子を好きになるが、律子は千太郎に、千太郎は上級生の深堀百合香に、百合香は桂木淳一に思いを寄せていて、それぞれの恋の行方も複雑になっていく。ある日、薫は律子が千太郎のことが好きなのを承知の上で、律子に自分の思いを告白する。薫の告白に途惑う律子であったが、千太郎が律子の思いに気がつかないことから、次第に薫に魅かれていく。一方、千太郎は百合香が淳一が住むアパートに居るのを偶然見かけ、激しく動揺する。
百合香は、家族から大学を中退し佐世保で無為に過ごす淳一との交際を反対されていた。淳一は現在の自堕落な生活から立ち直ろうと、東京の出版社への就職を決める。それは、まだ高校生で佐世保から離れられない百合香との別れを意味していた。{/netabare}

投稿 : 2019/04/11
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サンキュー:

8

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