pph1 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
これだからアニメはやめられない!
はじめまして。初めて投稿させていただきます。このレビューでは以下の二つのことを書きたいと思います。観賞後の自分の気持ちを整理するために書きました。ネタバレが含むためご注意ください。
1 ネタバレなしの感想
2ネタバレありの感想
3皆さんに質問
1ネタバレなしの感想
今まで私が見た著作物の中で最高傑作だと思いました。物語の構成やキャラクターの関係性にご都合主義のような展開はなくまるで現実の女子高生たちの青春を描いたドキュメンタリーのように思いました。私は吹奏楽どころか楽器の名前さえも怪しいためただ演奏シーンに技術的な感想を言えないのが残念です。また一年生の言動に隠された本音を知るために悪戦苦闘しながらも関わろうとする黄前ちゃんが魅力的でした。
この作品のファンの方ならぜひ劇場に足を運んでみてください!( ´∀` )
2ネタバレありの感想
{netabare}この章では「へたくそな先輩」という自分が決めたテーマに沿って短い感想を書きたいと思います。
「加藤先輩やさつきなんて私より下手なのに...」「先輩が後輩に教わるなんてプライドが...」
このセリフを見てドキッとしてしまう自分がいました。なぜなら自分の高校時代を思い浮かべたからです。
極めつけは奏ちゃんのこのセリフ。
「へたくそな先輩なんて存在自体が害」
もう言葉を失いました。まさしく自分と同じだったからです。当時の私はまさに加部ちゃん先輩のセリフの「なんでこんなに努力しても下手なんだろう」「怪我したときにほっとしてた」状態でした。
そんな過去の自分を思い出しながら見ているとき葉月ちゃんと夏紀先輩が自分には輝いて見えました。
なぜなら私と同じ「あまりうまくない先輩」でありながらわたしには到底できない姿勢や行動をしていたからです。
例えば葉月ちゃんに関しては、後輩をあだな呼びしたり(最初はみっちゃんに嫌がられていましたがw)常に後輩に気遣い、自分がオーディションに落選してみっちゃんが受かった時に背中をたたいてエールを送るなど努力が報われなくてもサポートという形でみんなをサポートする葉月ちゃんに感銘を受けました。
また二年時になり、黄前ちゃんや滝先生の刺激により気持ちを入れ替えてオーディションに臨むも落選するも、そのあとは黄前ちゃんやほかのメンバーを支える裏方にまわり、高校三年になって後輩に教えをこう姿勢や努力でメンバーに選ばれ最終的にはあのホールで演奏した夏紀先輩も我慢強く努力してチームに必要な存在になるという自分にはまねできないことで心を強く動かしました。
3皆さんに質問
質問は以下の三つです。
1奏ちゃんの黄前ちゃんに対する「やさしんですね」の意味
2皆さんの印象に残ったセリフや場面
3ストーリー展開について
1奏ちゃんの黄前ちゃんに対する「やさしいんですね」の意味
作中2回、奏ちゃんが黄前ちゃんに対して「やさいしいんですね」というシーンがありますがこれは文字通りの意味で特に重要ではないのでしょうか?なぜか含みのある言い方をしていたので気になりました。
2皆さんの印象に残ったセリフや場面
私は表情やしぐさ、演出などセリフ以外で表すキャラクターの心情を読み取るのが苦手です。そこでぜひ皆さんに教えていただきたく質問させてもらいました。
3ストーリー展開について
私はいきなり関西大会出場を獲得したのが、尺の都合とはいえ、首をかしげてしまいました。なぜなら黄前ちゃんと麗奈ちゃんのセリフの中で「このままだと京都府大会も怪しい」「今のままで大丈夫だと思っている人がいるのが問題」といったセリフがあるからです。
そのような状況でいかに関西大会出場を獲得したのか、その過程を見てみたかったなと思うのが正直な感想でした。
皆さんはこのストーリー展開には賛成ですか?
最後に
自分にとっては多くの印象的なセリフと教訓が詰まった今までの作品で一番濃い内容だったと思います。今度こそ葉月ちゃんのチューバが映画館に響きますように。 {/netabare}