「劇場版 ガールズ&パンツァー(アニメ映画)」

総合得点
79.1
感想・評価
888
棚に入れた
4530
ランキング
514
★★★★★ 4.2 (888)
物語
4.2
作画
4.4
声優
4.1
音楽
4.2
キャラ
4.3

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ももも さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

狂気の沙汰とも思えるほどのキャラ数と構成。作り込み。

TV版を見ていることが前提。それ以外は完璧な映画だと思います。

ジャンルとして一言で表現するなら「エンタメ大作」なんですが、
エンタメの突き抜けっぷりが半端ないです。

TV版で活躍したキャラ達+αが総登場した上にそれぞれの戦車の特色を出しながら画面を縦横無尽に走り回り飛び回りw、二転三転する作戦行動に従って、戦車それぞれがキャラクタが本当に中に入っているかのように好き勝手に動きながら「個々の集合としての団体行動」とも言うべき戦闘が描かれます。

うまく書けない。この凄さをなんと書くべきか。。。
よくある「主人公とライバルの戦闘だけフォーカスして盛り上げて終わり」ではないんです。
総勢61(ググりました)にも及ぶキャラが戦車に分乗して戦場を動き回るわけですが、そのそれぞれの行動の作り込みと言いますか、映画の展開の中でそれぞれがちゃんとそれぞれの意思で動いていて、それを更に妥協のないコンテとカットで目まぐるしく見せていくというか…。
「作戦行動」って前提があるので必然なのかもしれませんが、全キャラ(戦車)のタイムテーブルが出来ていて、それをカメラを切り替えながら追っていく感じといいますか…。
感想のタイトル通り、一周して笑ってしまうほどの作り込みの凄さがあります。執念すら感じます。

作り込みがすごい作品ってその緻密さと引き換えに勢いがないイメージがあるんですが、これはとんでもない密度でイベントを描きながら、同時にちょっとまってくれよと言いたくなるくらいの見せ場だらけの勢いのまま最後まで突っ走ります。
ちゃんと見ようとすると、相当回数見ないと全てのネタを拾いきれない気がします。

今までに見たことがない作品でした。すごいです。(語彙力…)

投稿 : 2019/06/14
閲覧 : 230
サンキュー:

10

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