「かつて神だった獣たちへ(TVアニメ動画)」

総合得点
63.9
感想・評価
234
棚に入れた
839
ランキング
3959
★★★★☆ 3.1 (234)
物語
3.0
作画
3.1
声優
3.3
音楽
3.1
キャラ
3.1

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

壮大なマッチポンプ?

詳細は公式でも。

戦争の道具として、人間を獣化させて戦わせる
「擬神兵」を作り出したが、暴走して人間に
危害を加えるケースも出てきた。

そして戦争は終結。しかし、擬神兵たちは
平時においては犯罪を繰り返す厄介な存在に
成り果ててしまった。そんな各地に散らばった
元擬神兵たちを始末(獣狩り)するために、
擬神兵部隊の隊長だったハンクが出動する。

というような話なんでしょうかね。

自分たちで作り出しておきながら、困った
ことになって自分たちで処理するという壮大な
「マッチポンプ」のような作品でしょうね。

制作はMAPPA。「どろろ」の手が離れたから、
そのリソースをこちらに割くというところ
でしょうか。

音楽はOP・EDともにニコ動の歌い手を起用。
まあ純粋なアニソンシンガーという人が
少なくなってきているので、若手バンドを
使ったり、メジャーな鈴木雅之を使って
驚かせたりしている業界ですから、そこに
歌が入っていれば何でもいいという姿勢は
わからなくもないです。ただ、音楽は作品を
生かしも殺しもしますので、そこを疎かに
すると名作にはなれないのではないかと。
劇伴もずいぶんと古臭い。「ゴジラ」みたいな
ストリングスのBGMでズコーってなりましたw

初回は作画も展開も過不足なく、わかりやすい
始まりでした。まあ、この世界観とテーマが
面白いかどうかというところでしょう。
今のところ、そんなに興味はない感じですが、
果たしてどうなるでしょうか。

=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
なんだか別のアニメを観ているのかと思うほど、
初回と繋がらない始まり。
しばらく経って、ようやくハンク登場で、ドラゴン
のお父さんを射殺しますよと。

返す刀で、超人ハルクみたいな部下を始末する。
ドラゴンの娘が、父親が死ななければならなかった
理由を知るためにハンクの後始末旅についてきます
よって話です。
{/netabare}
なんでしょうなあ。
こうやって毎回1話単発モノで、かつての部下を
抹殺して歩く行脚旅のストーリー?

初回から急降下です。
作画も大したことないですし、お涙頂戴っぽい造り
の割には深みも感動も爽快感もない。

今期は観るものが多いので、次回で判断します。

=====第3話視聴後、追記です。
{netabare}
う、う~ん…
臆病者の若い元部下が籠城して、まだ戦争を引き
ずって地域住民を恐怖に陥れていると。

で、ハンクはついに獣化して部下を始末しました
とさという内容。
特に矛盾もないし、行動におかしなこともない
けども、面白くもないという。
{/netabare}
困りましたね。でたらめな作品ならバッサリ切る
ところなんですが、いちおう辻褄は合ってるので
わからなくもないというか。

ただ、結局は獣化した部下を1話1殺していく
だけの話ですし、そのバトルもなんか微妙…

次こそ、内容次第で判断します。

=====第4話視聴後、追記です。
{netabare}
突進する巨大な獣人を殺します。
まだ、彼には人の心が残っており、海が見たかった
んでした。というお涙頂戴なお話。
て、最後に元副隊長という、ベタな敵キャラと、
一緒にいる幼女。なんか、そうなると……
{/netabare}
う〜ん…
なんとも古くさいキャラデザ。今期「BEM」の方が
ぜんぜん今風なキャラデザですわ。

なんとなく劇伴も含め、前期の「どろろ」を引き
ずっているんじゃないのかなと思ってしまいます。

=====第7話視聴後、追記です。
{netabare}
主人公は行方不明。そしてヒロインのシャールは
故郷に戻っていた。そこに、死んだはずの父親・
ウィリアムが獣化していて、また村を襲う。

なんで?

「擬神兵のなかには、生命力が強くて死んでも
肉体が蘇る者もいるのよ」じゃないって。
そんなことしたら、殺し回ってきたここまでが
全部意味なかったことになるじゃないですか。
{/netabare}
おそらくシャールが父親と完全に離別すると
いうことを描きたいのだと思いますが、これを
こんな中盤に持ってくることなのか謎です。

正直、まったく面白いと思っていないままに
7話まで惰性で観てきた印象。

なんだかなぁ…

=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
ラスボスとの最終決戦……なのですが、いろいろ
アラが目立つ演出で。
変な毒霧で人間はバタバタ倒れ、杉田の半人半馬も
ぶくぶく傷から溶けてしまったのに、主人公と
ラスボスだけ平気だったり。そもそも主人公は、
どういうきっかけで傷が一瞬で治るのか。
治るのに、痛がってるし。
ラスボスも爪で切り裂いてもダメージ受けなかった
のに、最後にパンチを食らってダメージ受けるし。
そして、消えるように逃げて、俺たちの戦いは
これからだエンド…。
{/netabare}
これが本当に、あのMAPPA制作なの?と思うくらい
出来の悪い作品でした。ストーリーも演出も。

構成も問題で、1話で本当にサラッと戦時のことを
見せただけで、あとはすぐに戦後の擬神兵抹殺だけ
のルーティン。
擬神兵たちのキャラが深掘られてないから、
いくら殺されるときの悲しみ、怒りを見せようと
しても、まったくカタルシスを感じることが
できませんでした。

擬神兵、特に主人公の能力というか獣に変身する
きっかけがランダムすぎて、常に頭が混乱します。
気分によるの?

完走しましたが、たいして面白くもなく、感動も
驚きもない駄作と言わざるを得ません。
まったくオススメできませんね。
ネタアニメとしてもね。

投稿 : 2019/09/19
閲覧 : 345
サンキュー:

9

かつて神だった獣たちへのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
かつて神だった獣たちへのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

タック二階堂が他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ