「荒ぶる季節の乙女どもよ。(TVアニメ動画)」

総合得点
79.7
感想・評価
602
棚に入れた
2244
ランキング
481
★★★★☆ 3.8 (602)
物語
3.8
作画
3.7
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.8

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ネタバレ

gm560 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

途中まで良かった

最終話見ていろいろ考えて頭の中が整理され、
自分が言いたかったレビューに全然なってなかった事に
気が付いたので書き直しました。全てネタバレなので、
未見の人はこのレビューを見ないでください。

恋愛と性がテーマの大胆な作品で途中まで本当に面白かったです。
結局文化祭が最高潮でした。がその後やや失速して、
終盤に大失速して終わった作品という印象です。
なぜそう思ったのかも考えましたが3点理由がありました。

1点目は最終話の男性陣が帰った後、物語のクライマックスで、
彼女らが取った行動、学校中に巨大なメッセージを徹夜で
書きまくるという行為なのですが、もはや先輩を救いたいのか、
恋愛禁止令に反対しているのか、性へのもやもやした気持ちを
ぶちまけたいだけなのか、よくわかりませんでした。

ようするにオチとしてイマイチ過ぎた点、これが1点。

2点目はこの作品の重要なテーマである恋愛に関して、
最終回前にほぼ結果が見えていたのに、
ずるずる延長戦みたいなのをメインテーマとして扱った点です。

最後まで頑張っていたのは苦しい略奪愛と百合だけで、
一番頑張っていた謎の作家オーラは、もはや先生を縛って、
脅迫をするだけで、恋愛対象として完全にあきらめていたようです。
略奪されそうな側は予定通り勝利し、ラブラブ停学は出番ほぼなし。

最終回を迎えて一波乱ある予感が無くなってた点が、
ドラマ性に欠ける印象となってしまいました。これが2点目。

そして一番残念だった3点目ですが、この作品のもう一つ重要なテーマ。
そう、えすいばつです。
最終回を前にしてほぼ全員えすいばつを放棄していました。
唯一におわせていた略奪愛の菅原氏だって敗色濃厚で、
最終回ではそのあたりはどうだったかはよくわかりません。

いやエロいシーンが見たいとかそういうんじゃないけど、
そこに挑んだり踏み込んで考えることでドラマが生まれていた
そういう作品だったはずなのに、重要な要素が、
恥ずかしいので現時点では完全否定みたいな感じが残念です。

一番頑張ってた作家さんですら、恋愛も含めて完全に諦めたみたいで、
えすいばつで生まれるドラマみたいなのを期待していたのにな…
最後のトンネルのシーンでは、完全にしらけてる自分がいました。

あまり他の作品と比べてはいけないかもしれないけど、
同じ岡田氏が絡んでいた作品でも、とらドラみたいに、
{netabare}終盤に恋愛に決着をつけて、えすいばつまで突き進む、
しかもエロい感じではなく、とてもドラマチックで感動的な、
そんな感覚を私が勝手に期待していただけかもしれません。
{/netabare}

そういうわけで続編が出たらいいなと思ったら、
1年後みたいなのまでやってしまったので、思いは絶たれました。
原作者の趣向なのでしょうかね?途中から私には合いませんでした。
なんかもったいないけど、中盤まで最高に面白かったので、
点数は割と高めの評価のままにしておきます。

投稿 : 2019/09/26
閲覧 : 337
サンキュー:

17

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