をれ、 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
[ダメな感想]爽やかな赤い糸(組紐)伝説物語。
視聴前情報は皆無、「天気の子」の販促番組の録画を少し前に視聴したのを思い出しながら、公式サイトの情報を参考にして書込み。(08/18/2019)
まず、本作は意外に細かいところが説明されているわけではないのでお話について行けてないと思います。まず、若い男女間で身体入れ替わりという現在の物語作品では半ば常識化しつつあるイベントが発生し、それからコレも今日的な作品でよく見られるタイムリープで、カタストロフィを回避するという粗筋だったと思います。また、三葉と瀧は、直接面識はないものの、ノートやケータイに残された文章を通じて、やがて互いに気になる存在になります。もちろん入れ替わっていたので互いの顔付は知っています。
三葉と瀧が出会ったのは誰もが知っている運命赤い糸のお話的な偶然かつ必然の結果なのでしょう。そして二人は出会うために互いに努力し、とうとう出合います。という程度がこの作品の物語に対する私の理解です。主題歌の一つRADWIMPS「前前前世」のタイトルの通りだと、三葉は三度死んでいることになるのですが、瀧が電話しても通じなくなった時はわかるのですが、それ以外が何時なのかは理解できていません。また、町長は結局どうやってカタストロフィを回避したのでしょうか。
本作はワタシでは一度視ただけでは物語の全部を理解することはできません。なお、続けて何度も視直さなければ全貌が理解できないような作品はワタシは苦手です。ワタシ的には何度も同じ作品を視るよりも他の作品を視たいし、それに同じ作品を記憶が残っているうちに続けて視ることに苦痛を感じる場合が多いからです。だから、何度も視たくなるか、そもそもその必要が無いかのどちらかがワタシ的に望ましいです。しかし本作はそういったワタシ的に理解困難なところを理解しようとすることに興味が湧かないです。
そんなことよりもヒロインと主人公に入れ替わりの関係が偶然発生し、そこから出逢うまでの二人の感情や心の動きを美しい自然や都市の背景とともに堪能できることが本作の素晴らしいところだと思います。