「劇場版「幼女戦記」(アニメ映画)」

総合得点
85.8
感想・評価
471
棚に入れた
2466
ランキング
214
★★★★★ 4.1 (471)
物語
4.0
作画
4.2
声優
4.1
音楽
4.0
キャラ
4.0

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「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

素晴らしい劇場版でした。

>原作未読、
 アニメ1期視聴済です。

本作は”劇場版”としての実(じつ)の伴った素晴らしい内容だったと思います!!。


最も素晴らしかったのが主演の悠木さんであったことは言うまでもないのですが
それ単独で描かれてしまっても、魅力は激減されてしまうものです・・。

悠木さんと並び立つ対となる魅力!!。

→戸松さんの存在感、ハンパなかったです!!!。
TV版終盤で登場した時点での正直な感想としては
「地味なサブキャラ??」
かと勘違いさせられてましたが
劇場版での豹変ぶりに、心鷲掴みされまくりでしたw。


彼女にとってはこの描かれる世界が彼女のリアルな世界そのものなわけですから
あんなことがあれば、こういった感情を抱いてしまうのは当然だと思います。

とはいえ、普通の私たちが暮らすリアルな世界では
どんなにそういった激情を抱こうとも
それらが報われる日は決してこないでしょうが、
本作で描かれる世界では、私たちが暮らす世界の理とは全く違ってますもんね・・。


この時点ですら、いろいろ考えさせられてしまうのに、
本作は、さらにさらに多面的に考えさせてくれました!。


戦争、国による考え方の違い、そこに住まう人々のおかれた環境の違い、
仕事、人生、家族、生きる意味、大切な人、仲間、その他もろもろ・・・。


コミカルに描かれてはいますが
ターニャちゃんの望んでいるささやかな願いは、私たちが抱いているそれと、そう大差ないですよね。。

だけどいやがおうにも巻き込まれていく大きな渦@。
それは私たちが日々巻き込まれているものともオーバーラップしてしまいます。



全部を書くと書ききれないので戦争だけに絞って思ったことを書きます。
本作では主人公がチート能力?を有しているため、無双気味に描かれてしまっていますが
現実のソレでは、そんなことはもちろんありえません・・。
ファーストガンダムでも感じさせられた戦争の理不尽、悲劇。

本作では終盤に、主人公自身のターニャちゃんも感じてしまってるのではないでしょうか?。
それらが視聴者にダイレクトに伝わってくる気がします。

そしてまた、対とはなってしまってますが、自分(視聴者)にとって
大切な人となってしまってるであろう戸松さんの、あんなことやこんなこと・・・。

もう見ててずっと胸が苦しかったです・・・。


とはいえ、うまくコミカルな部分をしっかり演出して
しっかりきっちり上手く締めてくれた本作劇場版ですが、

自分には、大きなたくさんの”投げかけ”を残していってくれた超名作だったと断言します!!!。



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※余談:
 たしかPSVRで試験的な試みがあったように思います(3DVRシアター)。
 こういうのはどんどんやってほしいですね♪。
 正直現状では紙芝居おまけ的に感じてしまいましたが
 今後PSVR2で解像度が上がってくると、もっともっと化けてくると思います!!。
 こういった進化のための試みはどんどんやっていってほしいです^^。

投稿 : 2019/08/26
閲覧 : 282
サンキュー:

20

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