「はたらく細胞(TVアニメ動画)」

総合得点
79.5
感想・評価
692
棚に入れた
2996
ランキング
326
★★★★☆ 3.7 (692)
物語
3.6
作画
3.6
声優
3.8
音楽
3.6
キャラ
3.8
ネタバレ

ドリア戦記

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:途中で断念した

「知る」という喜び

途中まで見ました。原作は1巻だけ既読です。

面白かったです。
でももっと面白かったのは、このアニメは他の人の感想ですね。
特に医療関係者の熱い議論(場外バトル)は見ていてワクワクしました。
細かい所まで見て、実際の免疫細胞の働きと重ね合わせて議論をしている人も多く、
「細胞オタク」、「病理学オタク」と言ってもいい
普段アニメは見向きもしないであろう真面目な人達が、ネット上で
「いや、あのマクロファージの設定は実は…」とか学説と重ね合わせて
ガチンコ解説しているのを見て思わずニヤニヤしました。
しまいには「優秀な学生はぜひ免疫学へ」とか青田買いまではじめ出して
「ズルいなあ、こっちもやりたいわw」とか思っちゃいましたよ。

「とうとうオタ道にキミらも堕ちたね。フフッ」という感じです。
ようこそ同じ穴のむじなフレンズってなわけです。

ただ偶然じゃないんですね。そうなったのは。
この原作者はとても若い人で専門学校の卒業制作でこの漫画を考え付いたらしいですが
自分で調べる、知らないことを知る喜びというか知的好奇心の強さをすごく感じます。
未知の世界を知る喜びというのは、まだ真っさらな若い時の特権なのですが、
そのワクワク感が作品から伝わってきます。
これが若さなんだなあと思いながら見ていました。
キャラクター造型1つとっても、丁寧に考え抜いている。
帽子の形、服の色、服のデザイン。性格等キャラ設定。
実際の免疫細胞の性質と何らかの共通点を持たせて拘り抜いています。
取材も含めて時間が掛かったでしょう。

医療関係者からも一部勉強不足と指摘されつつ、
「楽しい」「面白い」という感想が多かったのもそのせいでしょう。
大変そうですが楽しんで学んでいるのが伝わります。

創作の世界に関わる人というのは、人に感動を伝える才能がある人が多いのですが
この原作者は明らかに知的好奇心を満たす喜びを伝えるのが上手い人です。
読者も若ければ若いほどきっと彼女の好奇心や喜びが伝わるでしょう。
これはまだ医学を知らない高校生や大学生がメインに見るアニメですから、
その世代が楽しめたなら成功です。

ただ、アニメにするのはやはり難しかった部分もあった。
文字要素の多い漫画ですと学習漫画として楽しめるのですが
エンタメとしてアニメにまとめると一本調子になりがち。
また原作者も経験が浅いですから、エンタメまでまだ意識がそれほど回っていない。
そこは熟練のベテランとはまだ違う。

アニメ化の際にフォローすべきは「エンタメ」として
楽しめるように構成するだったのですが
学習漫画の要素を優先していました。

アニメ化の場合はもう少し思い切って編成しても良かったかなと思いました。
NHKで流すならこれで良かったのですけどね。運悪く深夜アニメの枠でした。
でも、このアニメを見て「免疫学って面白い!」って思った
10-20代の人多いんじゃないですかね。

投稿 : 2019/09/12
閲覧 : 25
サンキュー:

4

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