「それでも町は廻っている(TVアニメ動画)」

総合得点
77.0
感想・評価
1360
棚に入れた
7101
ランキング
643
★★★★☆ 3.8 (1360)
物語
3.8
作画
3.6
声優
3.7
音楽
3.7
キャラ
4.0

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ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

何を作っても絶望先生…

詳細は公式でも。

新房昭之監督、制作はシャフト。
「さよなら絶望先生」「物語シリーズ」「3月の
ライオン」などなど。

非常に癖のある映像で、すぐに分かりましたね。
1話だけ観た感じでは「さよなら絶望先生」ぽい
作りだなあと。とりあえず、のんびり観てみます。

=====最終話視聴後、感想です。

バシバシと無機物をインサートする演出、超広角
で寄ったような構図など、随所にいかにも新房昭之
&シャフトを感じさせる構成です。「化物語」な
感じがたっぷり。ですが、基本はギャグなので、
けっこう楽しめました。なんていうかな。いつもは
コワモテのクールな俳優のコメディを見ている
ような感じ。こういうのもできるんだ、みたいな。

主人公の歩鳥は、今で言えば「女子無駄」のバカ
みたいな役どころなんですが、バカと違って、
可愛いというか……、誤解を恐れずに言えば、JK
ならではの色気というかエロさを感じさせる
好ましいヒロインなんですね。逆にあっちのバカに
その要素が……いや、あれは無いからいいのか。

歩鳥で言えば、言い方は悪いのですが、小見川千明
の鼻にかかった素人くさい演技がベストマッチ。
逆に辰野の悠木碧が、当時18歳とは思えない演技
と色気が驚きですね。さすがです。
そして、もっと驚くのはババア役の櫻井孝宏。
年齢も性別もぜんぜん違うのに、ちゃんとババア。
これまた、さすがと言わざるを得ませんね。

ストーリーは大田区の下町(丸子)が舞台という
ことで、なんていうか「サザエさん」感とか、
「じゃりン子チエ」感のある商店街の日常という
ところです。が、主人公がJKなので、ほのぼのと
いうよりはかしましい感じですね。
ただ、後半になるとSFというかミステリー要素が
トッピングされて、それ要る?という印象。
特に歩鳥が交通事故に遭って、あわや天国へという
展開は要らなかったんじゃないかなあ……。

とは言え、全体的には安心して見ていられる
良質なギャグアニメだったと思います。
物語シリーズとか3月のライオンもいいけど、この
チームは日常ギャグアニメもぜんぜんアリというか
むしろ、こういうのを作ればいいのになって思い
ますよ。「ささみさん」みたいなね。

オススメです。

投稿 : 2019/09/18
閲覧 : 240
サンキュー:

5

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