「女子高生の無駄づかい(TVアニメ動画)」

総合得点
85.3
感想・評価
831
棚に入れた
3313
ランキング
243
★★★★☆ 3.9 (831)
物語
3.8
作画
3.7
声優
4.0
音楽
3.7
キャラ
4.1

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ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

とりあえずの簡単な感想

 原作は未読。
 ざっくりした印象はギャグ寄りの女子日常系といったもので、個人的には「あずまんが大王」や
「らき☆すた」などに連なる系統の作品かなという感じ。割と最近作品だと「あそびあそばせ」に
近い印象。
 ギャグ寄りということで、きらら系と呼ばれるような作品群ほどキャラ萌えを重視していない
ようではあるが、笑いネタがキャラの個性、あるいはキャラ同士の個性のぶつかり合いで生まれる
ようなものが多く、このキャラ描写がキャラの可愛らしさを引き出しているようなことが多く、
結局はキャラ自体の魅力も高まっていたような。
 ギャグ寄りの作品は割とブラックなものが多い印象があるが、本作におけるキャラいじりはあまり
悪意がなく、思いの外優しい世界になっていたみたい。

 キャラの魅力の一つにキャラデザインがあるようで、いずれも可愛らしいデザイン。
 作品世界においても美少女が揃っているようだが、そんな中で主役のバカこと田中 望は例外
みたいw。
 このバカは本当に馬鹿なうえにとにかくうざいが、誰にも遠慮せずに踏み込んでいく態度が結果と
してはクラスメイト同士を繋いでいくハブ的存在になっていたような。不登校だったマジョが学校に
通うようになったのはバカの存在が大きいし、孤立気味のヤマイと交流を持つのはマジメとバカ
ぐらいのような。
 このバカはクラスメイトのほとんどにあだ名を付けてしまうが、多くの作品においてあだ名は
小グループ内において使われるものだったり、特定の人物のみ使われるものだったりするが、
クラスメイト全員が互いにあだ名で呼び合う、それも一個人が勝手に決めたあだ名という状況が
なんかおかしい。
 メタ的にはこのあだ名はキャラの特徴を端的に言い当てていることが多く、一種の記号的役割を
果たしている感があった。
 このあだ名を使用しているためか、他作品に較べて田中(バカ)、菊池(ヲタ)、山本(ヤマイ)といった
具合にオーソドックスな名字が多かったように思える。

 女子高生に負けず劣らず、いい味を出していたのが担任教諭のワセダこと佐渡 正敬。
 登場時はダメ教師といった空気を醸し出していたが予想外にいい先生だった。ネタ的にも
Cパートに多かったヤマイとの絡みは秀逸。

 キャスト的には若手組とベテラン組がおおよそ半々とバランス良く、各キャストもギャグ・
コメディ作品に定評のある人が多く、そういう意味では安心して観られた。
 個人的にはヲタ役の戸松 遥、リリィ役の佐藤 聡美のテンション高めの弾けた演技が良かった。
 キャストと言えば、意図してか偶然かは判らないけど、中の人繋がりの遊び的要素も面白く、
「このすば」ではゆんゆん(ロボ役豊崎 愛生)の方がめぐみん(マジメ役高橋 李依)にご執心だったのに
本作では逆だったり。
 極めつけはキリト(高橋役松岡 禎丞)とユージオ(青山役島崎 信長)のBLに興奮する
アスナ(ヲタ役戸松 遥)という図式で、男性陣のキャスティングに関しては意図したものとしか
思えない。

2019/09/23

投稿 : 2019/09/23
閲覧 : 172
サンキュー:

5

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