「この世界の片隅に(アニメ映画)」

総合得点
82.8
感想・評価
691
棚に入れた
3060
ランキング
345
★★★★★ 4.2 (691)
物語
4.3
作画
4.2
声優
4.2
音楽
4.0
キャラ
4.2

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ぎゃん (・ワ・) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

オススメと言うより一人でも多くの人に見てもらいたいアニメ

アタシの愛する広島とそのお隣の呉が舞台のお話です。
時代は昭和初期。

今までの戦争物のアニメは暗く、重たく、理不尽を並べた物が多かったですが、この作品は戦時中の日常を切り取るという新しい手法で始まります。戦争に入る前はそこそこ物が溢れてたり、江波や草津で海苔を作ってたり(今では考えられない)当時の一般市民の生活レベルをうかがい知ることができました。
あと当時の広島の町並みが映像化されてるのはアタシ的にうれしかったです。今でも変わってない場所も少しありました^^聖地って言うのかな?
広島より呉のほうが栄えてたのにも驚きました。(これも今では考えられない・・・って言ったら呉の人間に怒られそう)

後半になるにつれ戦争は激化していきます。戦争のアニメなので悲しかったり、重かったり、衝撃的なシーンはあります。それでも強く生きようとするすずさんに何度も感動しました。アタシもすずさんのような強い人間にならにゃあいけんと思ってます。

主人公のすずさんの声がのんさん(能年玲奈)なのですが、正直最初は広島人でも声優でもないのに務まるワケがないとナメてました。さーせん、ハマリ役でした。正直最近の広島人の女の子より上手い広島弁でした。(市内育ちの若い子は広島弁をようしゃべれん奴もそこそこおる)
ただのんさんを起用したことによりキー局メディアではほとんど取り上げてもらえなかったのは少し悲しかったです。こういう作品こそ普段アニメを見ない人にも見てもらいたかったです。

日常のお話が7~8割を締めているので戦争物は苦手だって方にもオススメです。と言うかそういう方にこそ見てもらいたいアニメです。
残り2~3割でも戦争の悲惨さ、凄惨さ、無意味さは十分伝わります。

戦争は小さな日常でさえもすべて奪っていきます。戦争なんていらない。。
この世から戦争がなくなって欲しいという思いをここに綴らせてもらいます。

余談
このアニメを見て広島・呉に興味を持たれた方はぜひ来てみてください。アニメの町並みとはだいぶ変わってしもーたけどええ街ですよ~^^

投稿 : 2019/11/21
閲覧 : 263
サンキュー:

19

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