「覆面系ノイズ(TVアニメ動画)」

総合得点
66.6
感想・評価
195
棚に入れた
917
ランキング
2723
★★★★☆ 3.3 (195)
物語
3.3
作画
3.2
声優
3.5
音楽
3.5
キャラ
3.3

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ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

確かに音楽は感情の発露という一面はあるが

 原作は未読。
 テレビ放映時は割と近い時期に「BanG Dream!」、「風夏」、「天使の3P」とバンドものが
集中していた印象があり、本作のその一つ。

 バンド活動を通して、三角関係を描くということで、ストーリーはそれなりにうまくまとまって
いた感じ。ただ、多くのキャラがピリッとしないので、全体にモヤモヤした感じは漂う。
 特に有栖川 仁乃と榊 桃のこじれに関しては、主に桃の拒絶的な態度が要因だが、これが
若さゆえのものかなといった印象で、擦れてしまうとここまで頑なになれないような。
 「風夏」もそういう傾向があったが、バンドや音楽が自分の感情表現のための道具になって
しまっている印象が強い。音楽が感情表現の一つになり得ることは重々承知だが、音楽や演奏
そのもの楽しさ面白さが観たいかなあ。

 この二人の幼い頃の思い出の一つで重要なファクターとなるのが「きらきら星」。同じバンド
ものである「BanG Dream!」でもこの曲が取り上げられており、個人的には「またかよ」と思って
しまった。
 そう言えばバンドものではないが、やはり音楽ものである「四月は君の嘘」でも、主役の二人が
この曲を歌うシーンがあり、なんか音楽ものに好まれている印象のある曲である。

 仁乃と杠 花奏が所属するバンド「in No hurry to shout」と桃が所属するバンド
「SILENT BLACK KITTY」はタイトル通り、いずれも覆面バンドであるが、世間的には秘密でも
主要キャラクター間ではいずれも正体が知れている。
 この辺に関しては全員が周知ではなく、キャラによって判らない部分を残しておくと、ドラマを
もっと複雑なものにできそうで、ちょっと勿体ない感じがした。

 アニメのバンドものの多くがポップなロックであることが多い中、比較的ノイジーな曲をやって
いたのが面白い。普段はきれいに歌う印象の早見 沙織氏が勢いに任せたような歌い方をする
シーンが多かったが、こういういつもの感じとは違う歌い方が聴けたのもこれはこれで良かった。
 特にクライマックスであるロックホライズンでのライブは鬼気迫るものがあって、なかなか
カッコいい。ただ、作画は一部で使用されたCGが違和感ありまくりで、怖ささえ感じた。

 絵がかなり目の大きな少女漫画によくある系統のやつで、人によって好き嫌いが別れそう。

2019/12/14

投稿 : 2019/12/14
閲覧 : 349
サンキュー:

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