「さんかれあ(TVアニメ動画)」

総合得点
82.1
感想・評価
2264
棚に入れた
12302
ランキング
370
★★★★☆ 3.6 (2264)
物語
3.5
作画
3.7
声優
3.6
音楽
3.5
キャラ
3.8

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ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

うーん・・・難しい。

原作知らず。

dアニメで見つけて、タイトルとサムネの印象で視聴開始。

えっ。。そういうことなの?と驚きましたが、ほぼ一気見でした。
ということは、それなり以上に魅力を感じた作品だと思います。

ではあるのですが、それが言葉に落ちてこない。具体的に何が魅力的だったのか、今一つはっきり理解できないでいます。

綺麗な作画で描かれるきれいな女の子を観るという側面ではお勧めできますが、物語・ドラマとしての満足感が得られるかどうか、僕には疑問です。

==
とある町。川を挟んで建っている公立(?)男子高校と、超お嬢様私学女子高校。男子校に通う主人公・降谷千紘はゾンビ少女に恋する悪趣味ド変態(妹談)。突然死んだ飼い猫を甦らそうと、廃墟と化したボーリング場で夜な夜な実験。そしてそこには、対岸のお嬢様校の中でも高根の花・散華礼弥が「王様の耳はロバの耳」よろしく、不平不満を井戸にぶちまけに通っていた。。。から始まる物語り。

あれやこれやで{netabare}礼弥がゾンビとなり、千紘の部屋に居候を始める。ゾンビ化した直後の礼弥の描写は、もともとは結構グロだったのかも(dアニメではぼかしが入っていた)。{/netabare}

そんな千紘、礼弥、千紘に好意を寄せる千紘のいとこ、千紘の妹、千紘のボケた爺様を中心に描かれる、ライトテイストなラブコメ+{netabare}ゾンビコメディ{/netabare}、と言ったところです。

--キャラデザイン、最高
個人的な好みの問題ですが、女の子たちがいずれもCute。作品を通した作画も高値で安定しています。礼弥の造形は僕的Bulls Eyeド真ん中です。

--OP/ED more than good
曲、映像ともに素敵です。ED映像はちょっとお話とは離れたイメージカットの感じもしますが、礼弥のPVとしてみれば最高です。

--雰囲気はなんか良い
作品全体を通してつづられる「ラブコメ」の部分は程よく甘酸っぱい。

--ドラマ性(?)はちょっと引く
{netabare}礼弥のゾンビ化は、半ば自殺同然に礼弥が崖から飛び降りたことに端を発するのですが、礼弥にそれをさせた理由は彼女の父親でした。で、この父親なのですが・・・・正直気持ち悪い。娘に前妻の面影を見ており、礼弥の誕生日には、ペドフェリア丸出しで娘のヌード写真を撮る。あげく近親相姦をも思わせるような性愛的な目、態度を娘に向ける・・・。{/netabare}ちょっときつかったです。

--謎が謎のまま。
結構いろいろな謎が残ってしまっています。
---{netabare}爺様:おおよそ此奴が元凶なんだろうな、というのは察しが付くのですが、明らかにされないまま物語が終わります。消化不良というか、もやもや。{/netabare}

---礼弥の「その後」
{netabare}体が傷み始めていると描写された礼弥。いつまでもつの?本当に人間とゾンビの間での恋愛って(プラトニックを超えたものも含めて)成立するの?させるの?どうなの?{/netabare}

---千紘の母親の件。{netabare}あの描写、なんなの?{/netabare}

---ラブコメとして。{netabare}何の解決も進展も(実効的には)なし。もやる。{/netabare}

---礼弥の母親の件。{netabare}ここでいう母親とは実母ではなく、作中で不遇をかこつ継母のほう。第2話だったか、屋敷を抜け出す礼弥を窓越しに見つめるというシーンが初登場だったと思います。このシーン、僕は、「やれやれしょうがないわね、気を付けていってらっしゃい」とPositiveに礼弥を見送っていると感じました。そういう目の動き、弱い笑顔が描かれていたからです。直後のシーンにはいろいろ驚きましたが・・・で、終盤でふたを開けてみれば礼弥を目の敵にしている。一体あの見送りシーンは何だったのか、どういう感情を読み取るべきだったのかと困惑しました。そして、結局彼女の問題も解決したのかどうかわからない。{/netabare}


--総じて
見て損した、とは思っていませんが、もやもや残りの多い作品でした。

---次回予告の小劇場は楽しかった。

投稿 : 2020/01/13
閲覧 : 394
サンキュー:

16

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