「ヒナまつり(TVアニメ動画)」

総合得点
92.7
感想・評価
1260
棚に入れた
5789
ランキング
17
★★★★☆ 3.9 (1260)
物語
4.0
作画
3.9
声優
4.0
音楽
3.7
キャラ
4.2

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ローズ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

マヌケまつり

骨董品収集が趣味の反社勢力の人物である新田義史。
突然、超能力を持ったヒナが現れて、奇妙な同居生活が始まるのであった。

全体的な印象としては「間抜け」です。
この「間抜け」は悪い意味ではなく良い意味で使っています。


まず、「間抜け」の意味を調べてみました。
『まぬけとは、考えや行動に抜かりがある事。
また、そのような人。
「阿呆」「とんま」「のろま」などと同様に、愚鈍な人を罵っていう語。』
そして、「間抜け」の語源・由来ですが、
『まぬけの「間」は、時間的な間隔の「間」である。
芝居や舞踏、漫才などで「間」は、音や動作の休止の時間的長短の事を言い、
拍子やテンポの意味にも用いられる。
「間が抜ける」ことは、「拍子抜けする」「調子が崩れる」ことであり、
テンポが合わないことを意味した。
転じて、行動に抜かりがある意味となり、さらに愚鈍な人を罵る言葉になった。』
(語源由来辞典より)


ヒナやアンズ、マオなどは超能力が使えます。
ただ、超能力が使えるからといっても必要になる場面は少ないです。
むしろ、幼少時代に身につけるべき一般常識や教養の無さが目立ちます。
超能力があっても、宝の持ち腐れ。
調子が崩れる間抜けな人達です。

その超能力少女の周囲の人物も問題あり。
反社勢力の人物やバーテンダー、学校の関係者も可笑しな人達ばかりです。
真面目な反社勢力の人だったり中学生にバイトをさせる大人などなど……
何か肝心な所が抜けています。

シリアスな場面になっても笑いを忘れない。
話や登場人物、出来事に緩急をつける。
「緊張と緩和」という笑いの基礎がキチンと出来ています。

「間」をスカした時の調子の崩れるテンポの良さ。
極道の人達をも笑いに昇華させる技術も一級品。
1度ハマったら抜け出せない極上な笑いが堪能できる「間抜け」な作品でした。

投稿 : 2020/02/19
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サンキュー:

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