志賀丸太 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
WORKING!!は大嫌いだけどこっちは良い。おっぱいネタも良き
「WORKING!!」と同じ原作者の区役所が舞台のお仕事物。WORKING!!同様に複数カップルの恋愛要素があって、日常よりラブコメの配分が高く感じる。
私はWORKING!!が大嫌いなのでずっと避けていたが(山田は好きだけど)、その理由は暴力女まひるがいるからなので、これは大丈夫かもしれないと見てみた。
…結果は大正解でお気に入りの作品になった。やはりおっぱいは心を癒してくれる。ルーシーのような巨乳眼鏡女が主人公のアニメってこれだけなのではないか(12話のデートで眼鏡はしていて欲しかった…)。その上に役所が舞台なのだからかなりのオンリーワンな作品と言える。
結局自分は、まひるが嫌い→WORKING!!が嫌いになっていると再認識したので、まひるがいないWWW.WORKING!!は楽しめるのかもしれない。
ルーシーも序盤は長谷部に暴力を振るうのだが、相手がチャラ男なので不快感は相殺される。WORKING!!は実直で親切な宗太に対しての度重なる暴行だったからね。
また登場人物のほとんどが大人で、脇役の千早と一宮のアダルトな恋愛関係がとても良い。7話や9話ではオフィスラブな展開もあって、酒の席も多い。でもメインのルーシーと長谷部の恋愛は甘酸っぱかったりするのだが。
仕事の描写は作者が区役所で働いた経験が生かされているそうでリアリティが感じられる。さらに「下着の布には針が通らない」といったセリフやファッション描写は女性ならではで、こっちは作者が女性であることが上手く機能している。
ほんと、つくづくWORKING!!にまひるさえいなければ良かったのにと惜しまれる。
ただこのアニメは原作の全4巻のうち3巻までで終わっているようで、ルーシーの名前問題はケリが付くのだが、3組のカップルの恋愛の決着は放置されてしまう。でも原作は長谷部の父親の件をルーシーに隠したまま引っ張ってしまうようで、このアニメのようにすぐ決着した方が良かったと思う。
作画はWORKING!!より悪いのが残念。悪いというか手抜き。
声優については、豊崎愛生はこの作品の演技がクズの本懐につながったんだろうか。