「劇場版「幼女戦記」(アニメ映画)」

総合得点
85.8
感想・評価
471
棚に入れた
2466
ランキング
214
★★★★★ 4.1 (471)
物語
4.0
作画
4.2
声優
4.1
音楽
4.0
キャラ
4.0

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ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

幼女の皮をかぶった悪魔 vs. 父の仇を狙う弾丸娘。

詳細はテレビ版を観てください。

ていうか、テレビ版を観ないことには、何がなんだか
さっぱり理解できないと思いますよ。

てなわけで、幼女の皮をかぶった悪魔、再び降臨です。
{netabare}
南方大陸の砂漠地帯で、共和国軍の残党を掃討する任務
に就いていたターニャ・フォン・デグレチャフ少佐ら
帝国軍第二〇三航空魔導大隊。

無事任務を終え、凱旋休暇を期待していた彼らだった
が、帰還した本国で待ち受けていたのは、次なる
参謀本部の特命でした。
極寒の連邦国境付近で、大規模な動員の動きがあると
のことで、偵察を兼ねて赴き、戦火を交えることに。

行きがけの駄賃として、連邦国の首都・モスコーを
陽動作戦として急襲する第二〇三航空魔導大隊。
そこでターニャが一戦交えたのは、多国籍義勇軍の
メアリー・スー准尉。ターニャの持つライフルが、
殺された父の形見と気付き、ターニャを仇敵として、
猪突猛進、強大な魔力で襲いかかるのでした。
{/netabare}
というお話。

相変わらず、実に話の構成が上手いです。
戦記物は、ややもすると難解になりかねないのです
が、かなりシンプルな作りなので、理解が進みます。
どことどこが戦争をしているのか。どんな作戦なのか。
どういう決着になったのか。観ていれば、すぐに
分かります。しかも、戦闘シーンが相変わらず秀逸。
迫力があります。

今回は、ターニャを仇敵と狙う猪突猛進型のライバル
メアリーが登場することで、話にアクセントが
つきましたね。これまでは能力差でモブ兵士たちを
蹂躙するばかりでしたが、ターニャを凌ぐ強大な
魔力の持ち主ということで、けっこう押されます。

作画は、これがテレビアニメなら上々なのですが、
劇場版と考えると、まあ及第点でしょうか。
そして、相変わらず悠木碧さんの演技は素晴らしい。
鬼気迫る、まさに憑依しているかのような演技です。

とりあえず2期が待たれるところですが、{netabare}この劇場版で
いったん後方に退いて研究部隊に身を置いたターニャ
は、すぐに戦隊「サラマンダー戦闘団」を率いるよう
特命が下ったところで終了していますので、{/netabare}すでに
制作に向けて動いているのではないかと予想しますよ。

とりあえず、幼女戦記が好きな人はマストで観るべき
作品だと思います。

投稿 : 2020/04/07
閲覧 : 234
サンキュー:

9

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