「瀬戸の花嫁(TVアニメ動画)」

総合得点
84.3
感想・評価
2371
棚に入れた
13513
ランキング
251
★★★★☆ 3.8 (2371)
物語
3.8
作画
3.6
声優
3.8
音楽
3.6
キャラ
4.0

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ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

平成の「うる星やつら」?

 原作は未読。
 図式としては異なった文化圏の存在が人間社会で暮らす異文化交流コメディの王道パターンだが、
生活様式や常識のずれが生むドタバタみたいなネタはほとんどなし。
 この辺は人魚社会自体が極道社会のパロディのような構図になっており、極道も人間社会の一部と
考えるとあまり人間社会とは異なった文化設定にできなかったためかな。
 逆に極道が登場するギャグコメディ作品によくある、コワモテの極道のむちゃぶりに翻弄される
堅気の人というネタは多用されているが、考えてみると極道と堅気は価値観念や常識が異なるもの
ゆえ、これもある意味異文化交流コメディの形の一つなのかも。

 人魚の瀬戸 燦が人間社会で暮らす理由が、主人公である人間の満潮 永澄との結婚のためと
いうことで、異類婚姻譚をベースにしたギャグ作品。
 異類婚姻譚をベースとしたギャグ作品と言うと、「うる星やつら」(以後、うる星と表記)を
思い出してしまうが、本作はうる星の影響をかなり受けているみたい。
 キャラ設定などは特にそんな感じで、ラブコメであるためメインの男女二人が同じような
立ち位置なのはともかく、脇キャラも三宅 しのぶ(うる星)と銭形 巡(本作)、
テン(うる星)と巻(本作)といった感じで似たような立ち位置のキャラが多い。
 中でも面堂 終太郎(うる星)と三河 海(本作)は金持ちでメインヒロインに惚れ、主人公を一方的に
ライバル視するキャラということでかなり似ているが、三河の広所明所恐怖症は面堂の
閉所暗所恐怖症の逆であり、三河は面堂を意識したパロディキャラなのだろう。
 こうやって観ると、本作は割と真面目にうる星のオマージュ作品を作ろうとしていたのかも。

 この手の作品は大勢のキャラがドタバタした方が楽しくなるため、本領発揮は中盤以降といった
印象。
 キャラに関してはきれいどころの役回りである燦のメインヒロインらしからぬ天然振りが楽しく、
それをより感じさせる桃井 はるこ氏の棒読み的演技が結構好き。
 キャラと言えば、江戸前 留奈の父親がターミネーターのパロディキャラで、中の人は
玄田 哲章氏。
 このアーノルド・シュワルツェネッガー、もしくはターミネーター的キャラに
中の人つながり遊びとも言えそうな玄田 哲章氏をキャスティングするやり方は割と最近だと
「さばげぶっ!」、「ダンベル何キロ持てる?」でも行われていたが、改めて
シュワルツェネッガーの日本での人気の高さや、彼の出演作品の吹き替え版における玄田 哲章氏の
お馴染み度の強さを感じてしまった。
 うる星やシュワルツェネッガー以外にもパロディネタが多かったりするが、タイトルの
「瀬戸の花嫁」自体有名曲のタイトルなわけで、各話タイトルも映画を始めとする既出作品
タイトルの引用でこれが結構好き。

 今回、レビューを書くにあたって再視聴したが、テレビ放映時に較べて驚くほどドタバタギャグが
面白く感じられなかった。ネタそれ自体は最近のギャグ作品と較べてもそれほど大きな違いが
あるわけでもないのに。
 あとやけに古臭くも感じてしまった。あまり他作品と比較をしたくないが、同時期に放映
されていた「らき☆すた」などは今観てもそれほど古く感じられなかったりするのに。
 これは私感だけど、ドタバタギャグはシュール系や長い間を活かしたギャグ系以上にテンポや
リズムが笑いに大きく作用しているように思えるが、そのテンポやリズムが面白く感じられる
タイム感などは時代によって微妙に異なるんじゃないかと。テレビ放映時は時代の波長に
合っていたために面白く感じられたものが、時が経つと今のタイム感と異なるものであるため、
古く感じられたり、面白くなくなってしまうのかも。
 アニメに限らず、漫才やコントの昔の映像でも、当時はめちゃくちゃ面白かったのに、今観ると
あまり面白くなかったりすることは結構あったりする。

2020/05/02

投稿 : 2020/05/02
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サンキュー:

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