「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(アニメ映画)」

総合得点
77.4
感想・評価
1547
棚に入れた
8439
ランキング
609
★★★★☆ 3.9 (1547)
物語
3.6
作画
4.2
声優
4.0
音楽
3.9
キャラ
3.9

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tag さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

見終わった後、ネット検索しないと物語が分からないって、有りなのか?

相変わらずの難しさ、でもそのコンセプトと斬新さと、破滅的展開に引き込まれる作品。「不親切極まりないが、抜けれないエンタテイメント」と評すべきか?

4作目がとうとう出るということで、序・破・Qと連続視聴。評価は3作まとめてです。

二度見ました。面白くて、というわけではなく、理解したいがために。TVシリーズ、前の劇場版を含め予備知識は持っているつもり。それでも置き去りにされました。一回視聴後、ネット検索の嵐、そして二度見で、なんとなく理解。普通のコンテンツなら、エンタテイメント失格と言ってよいでしょう。しかし、エヴァだと、「これも新手のエンタテイメント」かと思えてしまう。まさにネット時代でないと成立しえない。

これまでの作品と設定は変わっているとは聞いていました。しかし、重要な前提も含め変わっているとは思っていませんでした。コンテンツ自体の長さは短いです。この1.5倍とってきちんと説明しても良いんでは?やはり、庵野秀明には優秀な脚本家・シリーズ構成の相棒が必要。彼のコンセプトを物語に落とし込む人材が。まあ、彼と一緒に仲良くできる人が業界にいるのかというと難しいのも納得してしまうのだが。そして彼自身も物語の今後が分かっていないと思う。なので脚本家もサポートしようがない。

宇多田ヒカルの「桜流し」は名曲です。エンディングロールで流れた時、時間が止まったような感覚を覚えました。宇多田ヒカルの人生を考えると、エヴァのキャラクターたちと重なる部分が多く、彼女も思い入れが深いのだろうと思う。

と、まあ、批判ばかり書いてきましたが、コンセプトと映像、音楽だけで引っ張り、物語構成はハチャメチャでも、これだけの魅力を発揮できる傑作ならぬ、「怪作」であることは間違いないでしょう。

いよいよ4作目ですが、完結の文字がなくなり、嫌な予感が、4作目で終わらないような気がしてならない。杞憂に終わればよいが。。。

投稿 : 2020/05/04
閲覧 : 224
サンキュー:

12

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