「鋼の錬金術師 シャンバラを征く者[ハガレン](アニメ映画)」

総合得点
71.6
感想・評価
574
棚に入れた
3774
ランキング
1275
★★★★☆ 3.9 (574)
物語
3.9
作画
4.0
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
4.0

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ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

設定は良かったものの、物語の結末としてかみ砕けず

ハガレン03版がかなり面白かったので、その続編ということで視聴。

【作品概要】
 テレビ版の最後のほうでちょこっと行ったり来たりした
 門の先のパラレルワールド(我々の現実世界?)
 に行ったきりになったエドの物語。
 
【作品に対する感想】
 門の先が我々の現実世界につながってるというのは
 わくわくする設定でいいと思うんです。

 ただ時間がない中いろんな登場人物を詰め込もうとして
 結局何だったの?といった消化不良感が大きかったですね。
 パラレルワールドのほうにも元居た世界のそっくりさんが登場しますが、
 物語と噛んでるようで噛んでなかったり(その容姿である必要がない)、
 無理に登場させる必要あった?といった感じでした。
 
 いちおう兄弟はパラレルワールドのほうで再会できて、共に生きていく
 ことができるようになったので、まあアリといえばありなんですけど、
 ウィンリィの報われない感が半端なくて、
 すっきりした続劇にはならなかったかなと思いました。

 また、門を破壊したということで、エドたちがもともといた世界も
 錬金術は使えなくなったんですよね?

 もともとダークファンタジーということで、リアリティを追求し、
 安易なハリウッド的エンディングを求めない作品を貫いたというのは
 まあいいんです。
 けどもキッツい本編を駆け抜けてきた彼らに
 もうちょい救いがあってもいいのかなーとは思いました。 

 ●余談、ちょっと思ったこと
{netabare}
 ➀03年テレビ版のラスボスが「ダンテ」。
  ダンテといえば「神曲」とその地獄篇。
  ハガレンに登場する「門」はロダンの地獄の門?
  (デザインが似てる気がします)
  地獄の門の先が我々の現実世界とは、皮肉たっぷりですね(汗

 ➁門の中の目と手は結局何?
  死者?亡者?生きてるものを引きずり込もうとしてる?
{/netabare}

投稿 : 2020/05/10
閲覧 : 340
サンキュー:

12

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